便秘が治らない?それは直腸瘤やアニスムスかも

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便秘解消には食物繊維や乳酸菌、水などの摂取が有効な場合もありますが、

便秘の種類によっては、これらの対策をとっても効果がないこともあります。

あれこれやってもダメと言うかたの場合、今回ご紹介する直腸瘤やアニスムスが便秘の原因になっているかもしれません。

 

直腸瘤は簡単に言うと、直腸が変形する病気です。

本来、便はS状結腸に一定量たまり、直腸を通って排泄されます。

しかし直腸瘤になると、本来便がたまることのない直腸にポケットができてしまい、そこに便がたまるのです。

こうなるとトイレでいくらいきんでも便は出てきません。

自分で対処することも難しいので、病院で検査から受けるべきでしょう。

 

もうひとつ、やっかいな便秘の原因となっているものにアニスムスがあります。

アニスムスは、トイレでいきむときに本来ゆるむべき骨盤底筋に力が入り、便がうまく出せなくなることによって起こる便秘です。

言葉で聞いてもイメージしにくいかもしれませんが、力を入れるべきところがわからなくなっている状態と言えます。

 

これらの病気になっている人は、いくら食物繊維を食べてみたり、乳酸菌を食べて腸内環境を整えても便秘は治りません。

なぜなら、直腸やその周囲の骨盤底筋のような出口に問題があるためです。

 

今回は、直腸瘤とアニスムスについて解説していきます。

 
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便秘が治らない その原因は直腸瘤かも

直腸瘤は中高年の女性に起こりやすいのです。

その原因は、加齢や出産によって直腸と膣の間の壁が弱くなるためです。

 

排便のたびにいきむことを繰り返していると、弱くなった直腸壁が膣の方へ膨らみ、そこに便がどんどんたまってしまいます。

ここに溜まった便はトイレでいくらいきんでも出てきません。

仮にいくらか便が出たとしても、直腸瘤の中には便がたまった状態なので、残便感があり何度もトイレに行くようになります。

 

お伝えしたように、直腸瘤ではいくら食物繊維や乳酸菌を取ったところで、出口である直腸で問題が起こっているため効果がありません。

便秘と言うと食事や生活習慣の改善に目が行きやすいですが、

どれだけ食生活、生活習慣を改めても便秘が改善しない人は、直腸瘤のように構造上の問題を抱えていることもあります。

 

直腸瘤かどうかを検査するには、排便造影検査や指診などを専門医のもとで受ける必要があります。

 

また直腸瘤であった場合は、まずは投薬などの内科的な治療から始まり、必要に応じて外科治療として手術になることもあります。

実際に直腸瘤であれば、内科、外科での治療を行うしかないですが、普段の生活の中で気を付けるべきこともあります。

 

それは、トイレで無理にいきまないということです。

いきみ続けることで、直腸流のポケットが大きくなってしまい症状が悪化するのです。

出かかった便を最後の一息いきむのは問題ないですが、無理にいきみ続けるのは様々な害があります。

いきむことの弊害についてはこちらの記事をご覧ください。

参照)トイレでいきみ続けることの危険性について

 
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便秘が治らない アニスムスの可能性も

アニスムスの方はトイレでいきもうとすると、本来排便時に緩むべき骨盤底筋に力が入ってしまいます。

すると肛門が閉じて便が出せなくなってしまい、その結果に便秘になってしまいます。

アニスムスの方はいきめばいきむほど、肛門が閉じてしまい排便ができなくなります。

 

しかしそのことを知らない人は、りきみ続けて何とか排便しようとします。

ですから便は力技で、いきんで出すことが常となっている方も多いです。

いきむみ続けていると、前述した直腸瘤も起こしやすくなります。

また、痔や血圧が上がることで脳卒中を起こす危険性も高くなります。

 

アニスムスの検査は肛門内圧検査といって、肛門の締まり具合を感知できるセンサーを肛門に入れ、いきんだ時の肛門の圧力を調べる検査があります。

アニスムスの治療はバイオフィードバック訓練といって、肛門内圧検査で使用した器具を用いて、肛門の収縮と弛緩をモニターで確認しながら、その方自身が肛門の収縮を調節できるように反復練習を行う方法があります。

アニスムスの方は排便時に、とにかく全身に力が入ってしまうという方が多いので、トイレに入ったらまずは深呼吸をするなどして落ち着いてももらうことが第一です。

アニスムスかもしれないと思われる方ま、まずはこういったことから気を付けていくと良いです。

 

まとめ

色々な便秘改善法をやっても便秘が治らない方の、真の便秘の原因かもしれない、直腸瘤やアニスムスについてお伝えしてきました。

慢性便秘は生活習慣や食習慣が原因となる便秘もありますが、直腸瘤の様に構造上の問題が原因となることもありますし、アニスムスのように排便機能の働きが問題になることもあります。

原因によっては対応法、治療法も当然変わってきます。

直腸瘤もアニスムスも診断するには専門医の検査を受ける必要があります。

何をやっても便秘が治らない方は、一度専門医を受診してみるのもよいかもしれません。

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