へその痛みの原因とは?便秘との関連も解説!

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へそは漢字で書くと臍とも表記されますが、お腹にあるくぼみであることはみなさんご存知の通りです。

ですが、へそ周辺の痛みの原因にどのようなものがあるかということはご存知ない方も多いのではないでしょうか。

へそ周辺の痛みは、イレウス(腸閉塞)や腸間膜動脈閉塞、腹部大動脈瘤など救急受診する必要のある、重篤な疾患が原因となっている可能性もあります。

痛みというのは、そもそも体からの警告症状です。

体に不具合が起こっていて、このままでは良くないよ。という体からのメッセージなのです。

大切なのは、体からのメッセージを無視せずに対処していくことです。

そうすることで大きな病気を予防することができるのです。

 

今回はへそ周囲の痛みの原因について図を用いながら、詳しくお伝えしていきます。へそ周辺に気になる痛みがある方はご覧になってみてください。

 
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へその痛みと便秘の関係

へそ周辺の痛みとともに、排便がなくなったり、ガスが出なくなるなどの症状がある場合、イレウス(腸閉塞)の可能性があります。

イレウスは4種類に分類することができます。

単純性(閉塞性)イレウス、複雑性(絞扼【こうやく】性)イレウス、麻痺性イレウス、けいれん性イレウスです

このうち最も頻度が高いのは、単純性(閉塞性)イレウスです。

単純性イレウスは、腸の内腔が物理的に詰まることによって発症しますが、血流障害を伴うことはありません。

手術の後に小腸が癒着といって、くっついてしまう状態になったり、大腸癌によって腸の内腔がふさがってしまうことなどが原因となります。

小腸はこちらです。

へその痛み 小腸

大腸はこちらです。

右下腹部痛み原因治療大腸

 

単純性イレウスが起こると、腸が詰まっているので、当然便も詰まってしまい便秘症状が起こります。

それとともにへそ周辺や、お腹の痛みも出現します。

腸が詰まると、体は何とかして老廃物を体から出そうとするので、嘔吐が起こることもあります。

この時、お腹の音を聴診器で聞くと、金属音がします。

 

単純性イレウスの治療としては、イレウス管を入れて腸の内容物を吸引するなどして、減圧を図ります。

その他、点滴の投与や抗菌薬の投与などが行われ、腫瘍があったり、病状が回復しない場合は、手術によって原因を取り去ることもあります。

 

へその痛み 膿が出てきた時に考えられること

へその痛みととに膿が出てきている場合に考えられることは、へその周辺が最近感染を引き起こす臍炎(さいえん)の可能性があります。

膿が出る状態にまでなっている場合は、一度医療機関を受診した方が良いです。

その他に、尿膜管遺残症(にょうまくかんいざんしょう)の可能性もあります。

尿膜管は、お母さんのお腹の中にいるときにへその緒と膀胱をつないでいる管のことです。

本来であれば、自然と閉鎖するこの管が残ってしまっているのが、尿膜管遺残症です。

手術によって対処することもある病気ですので、へそから膿がでてきたときには、いずれにしても医療機関を受診しましょう。

 

へその痛みの原因 腸間膜動脈閉塞

小腸と大腸の盲腸、上行結腸、横行結腸を栄養する上腸間膜動脈が心房細動などによってできる血栓(血のかたまり)によって詰まり、腸管壊死を引き起こす病気です。

へその痛み 腸間膜動脈閉塞

発症初期には、強い腹痛が起こります。

通常、強い腹痛を引き起こす病気の場合、腹膜刺激症状といって押さえた時にお腹が硬くなるなどの症状がでます

しかし、腸間膜動脈閉塞では初期症状として、腹膜刺激症状がでにくく、お腹を押さえても硬くなったりすることがないという特徴があります。

 

痛みだけだから大丈夫と思っていると、数時間後になって腹膜刺激症状が出現してきます。

腸間膜動脈閉塞を引き起こす人は、もともと心房細動がある人が多く、50%以上が心臓の血栓が腸にとんで病気の原因となっています。

ですから、心房細動のある人が急にお腹の痛みを訴えた場合は、腸間膜動脈閉塞の可能性を考えなければなりません。

腸間膜動脈閉塞は命に関わる病気で、治療には緊急手術が洗濯されれることもあるので、救急受診が必要です。

 

へその痛みの原因 腹部大動脈瘤

腹部大動脈瘤は下図のように、お腹にある腹部大動脈がコブ状に膨らむ病気です。

11864444 - abdominal aortic aneurysm

11864444 – abdominal aortic aneurysm

痩せている人では、腹部大動脈の拍動を感じることができますが、そうでない人がお腹に手を当てて拍動を感じる場合は、腹部大動脈瘤ができている可能性があります。

このコブがへその周囲にできていれば、へその痛みとして感じられることもあります。

もし腹部大動脈瘤が破裂すると死に至る可能性が高いため、早めに治療をしておかなければなりません。

たまにはお腹を触る癖をつけておいて、動脈の拍動を強く感じることがないかどうかを確認しておきましょう。

 

へその痛みと生理痛

子宮はへその近くにあるので、生理痛がへその周辺に出ることもあります。

生理痛では、へそやお腹の痛みとともに、腰痛、頭痛、発熱、吐き気などを伴うことがあります。

機能的月経困難症器質的月経困難症に分けられます。

機能的月経困難症は、子宮を収縮させる作用のあるプロスタグランジンが子宮を過剰に収縮させることで、痛みを生じます。

器質性月経困難症の器質性とは、構造上のという意味合いで使われています。

つまり器質性月経困難症は、体に構造上の問題があって、月経困難となっているということです。

代表的な病気に子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症などがあります。

 

へそが痛い時、何科にかかる?

へその痛みが急激に発症し、非常に強い場合は何科ということは考えずに、救急受診しましょう。

そうでない場合は、内科が一番適していると思われます。

内科とは外科のように手術をすることなく、投薬などで保存的に治療を行う診療科のことを言います。

まずは内科にかかってみて、その医師が必要性を判断して外科など他の科を紹介されることもありますので、その時は主治医の指示に従いましょう。

 

まとめ

へその痛みの原因について便秘との関連やその他、医療機関の救急受診が必要になるような重篤な病気などについて紹介してきました。

冒頭でもお伝えした通り、痛みは体からのSOSのサインです。

体の訴えを見逃すことがないよう、たまにはお腹を触るなどして、自分の体の状態をチェックしてみましょう。

 

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