ALSと便秘のリハビリ治療

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今回は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と便秘についてです。

先日、ALSを発症されている方から当ブログへお問い合わせがありました。

その方は、介助でトイレに行ったり、口から食事の摂取が可能な方でした。

 

しかし、排便に難しさがあり、薬の服用について悩まれているとのことでした。

ALSを発症されている方には、腹圧がかけずらくなっている方も多いので、同じように悩まれている方は多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、お問い合わせをいただいた方の協力を得て、ご質問とその時お伝えした内容を当記事に掲載させていただきます。

似たような症状でお悩みの方の一助となれば幸いです。

 
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ALSと便秘 こんなお悩みを抱えておられました

では、いただいたお問い合わせをご紹介します。

 

体を動かせず腹圧の下がる状況で排便に苦労しています。

 

二週間前に改善のためにとカマを処方され、服用した数日後激しい腹痛で入院しました。

 

内科医は飲みなれていない薬の副作用かなという判断でしたが、神経内科医には腸閉塞が怖いから毎日排便するようラキソベロンを使用するよういわれました。

 

使えば排便はありますが服用後腹痛と冷や汗が出て苦痛です。

 

まだ介助があればトイレにいけるしほぼ通常の経口食も食べれているので薬に頼らずに対処したいと思っています。

 

アドバイスをいただけるとうれしいです。

このような内容のお問い合わせをいただきました。

 
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ALSと便秘 このような対処法をアドバイスさせていただきました

続いて、私からのご返信です。

こんにちは。

ALSということで、腹圧がかからず排便には苦労されていることと思います。

まだトイレに行けて、経口食を食べららえているということで、下剤以外にもできることはあると思います。

具体的には

・トイレでの排便姿勢
前かがみの姿勢、「考える人」のようなポーズ

・トイレでの呼吸法
深呼吸をするのですが、吐くときを吸う時よりも長くすることで副交感神経が優位になります。
すると腸が活発に働き排便しやすい状況が整います。

・水分を必要量とる
水分制限がないのであれば、体重✖️0.04の値が1日の必要量。
例えば体重が50kgだと、50✖️0.04=2Lが1日に必要です。
ただし、普通量の食事を摂っていれば、食物中の水分が1L程度にはなるので、飲み水としては、1L程度が妥当。

・水溶性食物繊維の摂取
食物繊維には不溶性と水溶性があります。
便秘の時にとるべきなのは、水溶性の食物繊維です。
水溶性の食物繊維を多く含む食べ物は、わかめなどの海藻類やキウイなどのフルーツです。

 

これらのことをまずは意識されてみてはいかがでしょうか。

下剤の服用に関しては、私からは言えませんので、主治医とよく相談してみてください。

このような内容を、ご返信させていただきました。

少々当たり障りのない内容になってしまっていますが、詳しい身体状況が分からない状況でのアドバイスですので、ご了承いただければと思います。

 

こういったブログを運営していると、

「便秘の改善法を教えてください。」

と聞かれることが多いのですが、正直に言って一言で答えるのは難しいことが多いです。

ただし、多くの方は水分の摂取量が足りていなく、便秘を引き起こされていることが多いので、まずは水分のことをお伝えすることが多いです。

水分については上記の通り、体重✖️0.04の値が1日に必要な水分量となります。

そこから、普通量の食事をしている人は食物中に含まれる水分(約1L)を引きます。

すると、1日に飲むべき水分量が算出できます。

ちなみにこの時に水分として摂るべきものは、カフェインの入っていないお茶や、お水です。

カフェインには利尿作用があるので、尿として排泄されてしまいやすいので、水分補給に適していません。

 

まとめ

ALSと便秘について、当ブログにいただいたお問い合わせを通して解説してきました。

ALSを発症されている方は、病状の進行とともに動作を制限されることも多くなります。

自律神経の乱れや、さまざまな臓器の機能が低下してくることもあるかもしれません。

そのため、便秘解消に向けて今回お伝えしたことに取り組む前に、主治医に一度相談するようにしてください。

 

本記事の中でもお伝えしましたが、直接お会いしたことがない方の身体状況は分かりません。

何かいつもと違うことを始めようと思う時には、病状を詳しく知っている主治医にまずは相談してみましょう。

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