骨盤を立てるのはダメ!排便に適した姿勢について解説!

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骨盤を立てるとは、骨盤が前にも後ろにも傾かず、真ん中の位置をキープしていることを言います。

この骨盤を立てた姿勢は、骨盤周りの筋肉が適度な緊張状態を保っており、解剖学的には理想的な姿勢と言えます。

 

ところが、排便の時になると、この姿勢は排便しにくい姿勢と言わざるおえません。

そこには、「直腸肛門角」の影響があります。

直腸肛門角とは名前の通り、直腸と肛門がなす角のことで、排便の時にはこの角度をなるべく一直線に近づけなければなりません。

いわゆる骨盤を立てた姿勢は、直腸肛門角がきつくなるため排便には適していないのです。

便秘などで排便に困難感のある人は、骨盤を立てず直腸肛門角を一直線にすることで、スムーズな排便につながります。

 

そこで今回は、便秘など排便にお悩みの方に、どのような姿勢での排便が適しているのかについて図を用いながら分かりやすく解説していきます。

 
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骨盤は立てずに前傾させる 排便に適した姿勢を徹底解説!

まずは骨盤を立てた姿勢というのは、どのような姿勢なのか図で確認してみましょう。

骨盤が立った状態(矢状面から見た骨盤の中間位)

52747667 - white backround vector illustration of a forward hip tilt

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骨盤が解剖学的に正しい位置であれば、まっすぐと骨盤が立ったよな状態になっています。

 

骨盤を横から見ると、前傾と後傾という2つの動きをします。

やや語弊がありますが分かりやすいように簡単に説明すると、前傾とは骨盤を前に傾けた状態のことで、後傾とは、骨盤を後ろに傾けた状態を指します。

分かりやすいように図で確認してみましょう。

まずはこちらが、骨盤を前傾した状態です。

52747667 - white backround vector illustration of a forward hip tilt

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骨盤の前面を結ぶ線が、前方に傾くことがお分かりいただけると思います。

 

続いて、骨盤が後傾した姿勢です。

30025766 - man with impaired posture position defect scoliosis and ideal bearing

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画像の雰囲気が違うので恐縮ですが、骨盤が後傾した時には骨盤が後ろに倒れます。

それに伴って背中が丸まったような、いわゆる猫背のような姿勢になります。

 

骨盤を横か見ると、このような動きをするということをまずは知っておいてください。

 

では、骨盤を立てた姿勢がなぜ排便に適していないのでしょうか。

それには冒頭でもご説明した「直腸肛門角」が関わってきます。

直腸肛門角を図で確認しましょう。

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図解入門 よくわかる便秘と腸の基本としくみより

 

骨盤が立った状態では、直腸肛門角がきつくなり、直腸から便が排泄しにくい状態となってしまいます。

しかしこれは、トイレでの排便時の姿勢を変えることで容易に変化させることができます。

どのような姿勢が排便に適しているかというと、「前かがみの姿勢」です。

前かがみの姿勢が排便しやすいということは、もしかすると経験的にご存知の方も多いかもしれません。

解剖学的には、前かがみになることで、直腸肛門角がまっすぐに近くなり、便が直腸から肛門へと排泄しやすくなります。

前かがみになった時の直腸肛門角を図で確認してみましょう。

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図解入門 よくわかる便秘と腸の基本としくみより

前かがみになることで、直腸肛門角が直線に近づくことがお分かりいただけると思います。

これは前かがみになることで、恥骨直腸筋が緩むことによるものです。

 

便秘でお困りの方は、トイレでは前かがみになって、排泄すると良いでしょう。

ただし、便が出にくいからといっていきみすぎるのは良くありません。

あまりいきみすぎると、痔ができやすくなったり、血圧も上がってしまいます。

いきむのは最後に一押し程度にしておきましょう。

 

骨盤ってどこ?何のためにある?図で解説します!

ところで、ここまで骨盤について当然のように解説してきましたが、骨盤という名前を聞いたことはあっても、どのようなものか詳しくは知らないという方もいらっしゃると思います。

そんな方のために骨盤について、もう少し掘り下げてお伝えしていきます。

骨盤は1つの骨からできていると思っている方も多いですが、実は骨盤は腸骨、恥骨、坐骨、仙骨、尾骨といった骨が組み合わさってできたものです。

その形は男女で違います。

こちらが男性の骨盤です。

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そしてこちらが女性の骨盤です。

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女性の骨盤の方が幅が広く、大きくできています。

これは女性の場合、骨盤の中で胎児を育てる必要があるためです。

 

骨盤内にも関節があります。

骨盤の代表的な関節である仙腸関節は関節という名前が付いているだけあって動きますが、その可動範囲は1㎜以下とも言われており動きはわずかです。

仙腸関節は下図で赤丸の部位です。

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ところで骨盤は何のためにあるのでしょうか。

お腹には複数の重要な臓器がびっしりと詰まっています。

人が立って活動をしている時は、それらの臓器は重力に従って下方向へ移動します。

その時に骨盤が下支えすることによって、臓器の位置をある程度保持する働きがあります。

それに加えて、上半身、下半身へ伸びる筋肉の付着部になることによって、体を活動しやすいようにできています。

 

つまり骨盤によって、人は内臓を正常に働かすことができ、運動も行いやすくなっていると言っても過言ではないでしょう。

 

まとめ

排便に適した姿勢について解説してきました。

排便しやすい姿勢にするには、骨盤の傾きが重要で、前かがみの骨盤を前傾させた姿勢が適していると、お分かりいただけたと思います。

また、骨盤がどこに位置して、どのようなパーツからなり、どのような役割があるのかということもお分かりいただけたと思います。

便秘の方など、排便しにくさで悩まれている方は、今回の記事を参考にしてみてください。

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