おしりに便がつまって出ない!解決法は?どうすればいい?

おしり便つまって出ない

「便意はあるのに、トイレでいくらいきんでも出てこない!」

「いつもお腹のハリが気になって仕方ない。なんとかしてほしい」

こんな風に感じている方はいらっしゃいませんか。

硬い便がおしりにつまっていて、出そうで出ないときって、そればかりが気になって困りますよね。

そんなとき、思いきりいきんで何とかしぼりだそうとする人がいます。

ですが、いきんで硬い便を出そうとすると、肛門に傷をつける可能性もあるので避けたほうが良いです。

 

もしも、食生活や生活習慣が便秘の原因であれば、それらを整えてあげれば便秘は改善していくでしょう。

しかし、便秘の原因が食事や生活習慣でなく、病気にあるとしたらどうでしょう。

 

 

便秘症状を引き起こす病気のひとつに、直腸瘤【ちょくちょうりゅう】というものがあります。

これは、直腸が変形して、そこに便がたまりやすくなる病気です。

直腸瘤は、中高年の女性に発生しやすい病気として知られています。

 

そこで今回は、直腸瘤とはどのような病気なのか解説していきます。

もし直腸瘤であれば、病院での治療が必要です。

便秘の原因のひとつとして、知っておきましょう。

 

おしりに便がつまって出ない!もしかして直腸瘤?

直腸瘤【ちょくちょうりゅう】を、ごく簡単に説明すると「直腸の変形」と言えます。

これは、中高年の女性に多い病気です。

 

なぜ、直腸瘤が発生してしまうのかというと、

女性は、出産や加齢にともなって、直腸と膣の間の壁が弱くなりやすいことが原因の一端です。

もともと便秘がちな女性は、排便のたびにトイレでいきむことが多いです。

直腸の壁が薄くなった状態で、いきみつづけると、徐々に直腸壁が膣の方へとふくらんでいくのです。

 

この状態を画像で確認してみましょう。

おしりに便がつまって出ない

引用)図解入門 よくわかる便秘と腸の基本としくみより

 

この不自然にふくらんだスペースに、便がどんどんたまってしまいます。

ここにたまった便は、いくらいきんでも出てきません。

出てこないにもかかわらず、便はそこにあるため便がある感じがして、またトイレでいきむということを繰り返してしまいます。

これが直腸瘤です。

 

直腸瘤になると、いくら食生活に気をつけて食物繊維や乳酸菌を多く摂っても、

生活習慣をあらためても、症状が改善することはありません。

なぜなら、直腸の構造自体が便秘の原因になっているからです。

直腸瘤になると、病院での検査、治療が必要になります。

続いては、直腸瘤の検査、治療について解説していきます。

 

直腸瘤の検査、治療

直腸瘤であるかどうかは、病院で検査を受けなければわかりません。

病院で、

  • 問診
  • 指診
  • 排便造影検査

などを受ける必要があります。

検査の方法は、医療機関や担当医によって変わることがありますので、病院に問い合わせてみましょう。

 

直腸瘤の治療は、その重症度によって変わります。

最初は薬による治療から始まることが多いですが、状態によっては手術が必要なこともあります。

直腸瘤のように構造自体に異常がある場合は、手術によって構造を修正した方が効果的なこともあります。

治療の方針も、担当の医師によって異なりますので、まずは病院にかかり主治医とよく相談した上で、治療方法を選択してください。

 

便を出しやすくするポイントは姿勢

ここまでお伝えしてきた通り、むやみにいきむのは、直腸瘤を悪化させる原因になります。

また直腸瘤でなかったとしても、硬い便を押し出そうとすると、肛門周囲の組織がいたみ、裂肛(いわゆる切れ痔)になってしまう危険性があります。

ですから、いきむのではなく、その他の便が出やすくする方法をとりましょう。

 

そこでポイントとなるのが、姿勢です。

まっすぐ座っていると、直腸は肛門に対して角度がついた状態となります。

図で確認してみましょう。

引用)図解入門 よくわかる便秘と腸の基本としくみより

 

ところが、前かがみの姿勢をとると、直腸と肛門が一直線に近くなるのです。

おしりに便がつまって出ない 解消法

引用)図解入門 よくわかる便秘と腸の基本としくみより

 

これにより、スムーズな排便につながりやすくなります。

 

このようになる理由は、前かがみの姿勢になることで、恥骨直腸筋がゆるむからです。

この体の仕組みを利用することで、いきむことなく排便を促すことができます。

 

 

この姿勢をとるには、単に前かがみになるだけでも大丈夫です。

ですが、よりしっかりと直腸と肛門の角度を一直線に近づけるには、スクワティポティーを使うと良いです。

この台を便器下に設置して、足を乗せると、股関節が深く曲がり、自然と前かがみの姿勢になるのです。

オススメです。


※直腸瘤と診断された、もしくは疑われる場合は、前かがみの姿勢を試す前にまずは、病院を受診してください。

 

まとめ

おしりに便がつまって出ないときに、原因のひとつとして考えられる直腸瘤について解説してきました。

もちろん、みんながみんな直腸瘤であるわけではありません。

しかし、しつこい便秘に悩んでいる方の中には、直腸瘤である人がいることも確かです。

大切なのは、大丈夫とたかをくくるのではなく、便秘の原因をひとつひとつ、つぶしていくことです。

腸の健康は、全身の健康にとって重要です。

便秘は、何らかの病気が原因となっているということも頭において、自分の体を向き合いましょう。