便秘、腸とツボ 東洋医学を基礎から解説!

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西洋医学と東洋医学。みなさん名前は聞いたことがあっても違いを説明しようと思うと難しいのではないでしょうか?

東洋医学は根治の医学とも言われ体質から改善し、病気を根本から改善させることを目的とした医学です。

西洋医学は科学的な根拠を基に治療が決定されますが、東洋医学は経験によって導かれた法則を基にして治療の内容が決められます。

化学的根拠が乏しい東洋医学に疑いの目を向ける方もいますが、上手く使えば効果的なものです。

東洋医学の始まりは4000年前と言われています。

考えてみて下さい。効果のないものがそんなに長く言い伝えられるわけがありません。

うまく使えば効果はあるのです。

 

今回は便秘を東洋医学でみるとどのようにとらえられるのか?東洋医学のことを知らない方のために基礎から解説していき、ツボを使ったセルフケア方法までお伝えしていきます。

 

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もくじ

西洋医学での便秘の分類

東洋医学での便秘の見方をお伝えする前に、私たちになじみのある西洋医学では便秘をどのようにとらえているのかお伝えしていきます。

西洋医学では便秘を器質性便秘機能性便秘に分けています。

それぞれご紹介していきます。

 

器質性便秘

器質性便秘は大腸癌やポリープ、腸閉塞などの病気が元になって、腸の内側が狭くなり便が通りにくくなって起こる便秘です。

大腸癌や腸閉塞など命にかかわる病気が原因になっていることもあるので、便秘が長引いたり、血便が出る場合は自己判断せずに専門医を受診してください。

原因となっている病気を手術などの対処法で治療すれば便秘の症状も和らぐことが多いです。

 

機能性便秘

機能性便秘は3つに分けられます。

弛緩性便秘

腸は大部分が筋肉で構成されていますが、その筋肉が弱るとぜん動運動(腸の運動)も弱くなります。

ぜん動運動が弱くなると便hあ前に進むことができず、そのうちに大腸から便の水分が吸収されていき、便がカチカチになり便秘に繋がってしまいます。

 

けいれん性便秘

弛緩性便秘とは対照的に腸の働きが活発になり過ぎるのがけいれん性便秘です。腸が過剰に働くと、便の通り道がふさがってしまい、便は先に進むことができずそのうちに水分が吸収されていき便秘になってしまいます。

 

直腸型便秘

便意(うんちを出したいと感じる)のをいつも我慢していると、その信号が大脳に伝わっても感知しづらくなります。すると本当は便がたまっていても便意が起こらず便秘になってしまいます。

 

以上が西洋医学的な便秘の見方です。では続いて東洋医学的には便秘をどのように見るのか解説していきます。

 

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東洋医学でみる便秘

東洋医学にも「肝、心、脾、肺、腎」といったように臓器の名前のついたものが出てきますが、西洋医学で言うこれらの臓器とは全く別の機能を持つものだと考えて下さい。

臓器によっては同じ名前で近い機能をもつものもありますが、同じものだと考えると混乱の元になりますので別物ととらえておいた方が良いです。

 

消化吸収に関わる五臓六腑の種類

東洋医学では便秘や消化器系について、食べた物の消化、吸収は「脾」「胃」が担っています。

そして栄養分の吸収と排泄は小腸、大腸が担っています。

このほかに「肝」「腎」も消化吸収にはかかわりが深く、肝は全身の機能を滞りなく働かせる機能があり、肝の機能が低下すると栄養の吸収、排泄を行う腸の機能もうまく働かなくなってしまうのです。

腎には消化器系を温めたり、うるおしたりする作用があります。ですので腎の機能が低下すると消化器系が冷えて働きにくくなったり、乾燥してカチカチの便になったりして便秘がちになります。

 

五臓六腑を働かせるのは気、血、津液

上記したような五臓六腑を滞りなく働かせているのは「気(き)、血(けつ)、津液(しんえき)」と呼ばれるものです。

この気、血、津液がしっかり働いてないと五臓六腑も働きが悪くなり便秘になりやすいです。

ではその気、血、津駅とはどのようなものでしょうか。ご紹介していきます。

 

気とは

気とは生命活動に必要なすべてのエネルギーのことです。

「気」と一口に言っても実は4つの種類があります。1つずつご紹介していきます。

 

営気(栄気)えいき

営気は車で例えると、いわばガソリンのようなものです。食べ物から作り出されるのが営気で身体活動だけでなく、精神活動のエネルギーにもなります。

 

衛気(えき)

五臓の1つである「肺」とともに体を守るのが衛気で、西洋医学的に言うと「免疫」の働きをしてくれています。

この気も食べ物からつくられ身体を温めたり潤わせたりしてくれています。

 

元気 げんき(真気 しんき)

これは車で例えるとエンジンの働きをする気です。

全ての動力源となり、やる気やモチベーションを高めてくれるのも、この元気の働きによるものです。

元気は食べ物と天空の気(吸い込んだ息)によって作られます。

 

宗気 そうき

宗気はここまでご紹介してきた「気」や、次にご紹介する「血」を流す役割があります。

宗気は脾で作られ肝と一緒に働きます。

 

これら4つの「気」がうまく働かなくなると胃、腸をはじめ五臓六腑すべての臓腑の働きが悪くなったり、冷えて便秘になりやすい体となります。

 

血とは

血も体にとってエネルギー源となります。

心で循環のコントロールを受け、肝が流れる血の量を調整しています。

血は食べ物が原料で、脾で作られます。また脾は血の流れ道である経絡から血が漏れ出ないようにコントロールもしています。

 

津液とは

津液とは水のことです。

は陽の水とも呼ばれ、サラサラした水を指します。

は陰の水とも呼ばれ、ネバネバした水を差します。これらはいずれも脾で作られ全身を潤す作用があります。

 

血や津液が不足すると内臓をはじめ体全体に栄養や水分が行き届かなくなります。すると便を排出する力が弱まったり、便の水分量が不足してカチカチ、コロコロの便になってしまい便秘につながります。

 

ここからは体質別に便秘解消に効果的なツボをご紹介していきます。

 

どのタイプの便秘にも効果的なツボ まずは基本の腸もみとツボ押し

そもそもツボってなに?と思われる方もいらっしゃると思いますのでご説明していきます。

まず東洋医学には経絡(けいらく)というものがあります。

ここを先ほどご説明した気や血が流れています。

 

この経絡をの流れに例えると分かりやすいのですが、経絡という川を気や血が流れているとします。

ツボはその川の流れが滞りやすいところです。

流れが滞っているツボを刺激すると痛みや硬さがあります。

ツボ押しでその痛みや硬さをとることで、再び気や血の流れを回復させるのが東洋医学のツボ治療です。

 

なんとなくツボがお分かりいただけましたでしょうか。要は痛みがあるツボや硬くなっているツボを押せばよいのです。

ではここからツボ押しの準備と実際のツボ押しについて解説していきます。

まずツボ押し前の準備として「腸もみ」を行います。

まずは小腸もみの方法についてお伝えします。

①写真のようにへその上に重ねた手をおきます。(左右のどちらが上でも構いません)

腹部マッサージ やり方 腸もみ 便秘

②手のひら全体を使ってお腹を包むようにして圧迫を加えます(痛みが出るようであれば押し過ぎです)

③手の位置は変えず、時計回りに押さえていきます。(ゆったりとしたペースで押さえてください)

腹部マッサージ 腸もみ やり方便秘

106814

④1周するのに掛ける時間は5秒ほどでゆっくりと行います。このとき呼吸はとめずに行います。

これを10周程度行います。

続いて大腸もみの方法をお伝えしていきます。

①利き手を下にして手を重ねます。(写真は右利き)利き手の人差し指から薬指で指圧を行い腸もみをします。

便秘腹部マッサージ 腸もみ やり方

②写真のように大腸もみで大切な所は5か所です。1ヵ所ずつ押さえていきます。

 押さえる所を写真で確認しましょう。

腸もみ 腹部マッサージ S状結腸

③ 1~5を順に1ヵ所ずつ押さえます。このとき呼吸は止めず、息を吐きながら圧迫していきます。

硬さがある場所や痛みがある場所は重点的に圧迫します。

④数回圧迫を加えると硬さや痛みが和らぐはずです。痛みが和らがなかったり、反対に痛みが強くなるようであれば無理をせず、ゆっくりと大腸の周辺をさする程度にして下さい。

注意点として強すぎる指圧は悪影響となることもありますので無理せずに腸もみを行ってください

以上が大腸もみの方法です。

 

腸もみが終わったら「腹結」のツボを刺激します。

このツボは乳頭から真っすぐ下に引いた線と、へそから真横に引いた線の交点から1.5寸下がったところです。

ツボの位置を写真で確認してみましょう。

便秘 ツボ 即効 腹結

 

ここを痛気持ちいい程度の強さで指圧します。

ツボは基本的に左右対称にありますので左右両側を押さえて下さい。

 

ちなみに東洋医学や鍼灸では長さの測り方を寸という単位で表します。ランドマーク(目印となる骨など)から何寸のところというように表記します。

ツボについてご紹介する前に、寸の測り方をご紹介しておきます。

親指の太さで1寸、人差し指と中指の太さで1.5寸、人差し指から薬指の太さで2寸、人差し指から小指の太さで3寸となります。ここからツボの位置をこの「寸」でお伝えしていきますので覚えておいてください。

1寸の測り方

ツボ 便秘 腸 寸 測り方

 

1.5寸の測り方(1寸5分)

便秘 腸 ツボ 寸 測り方

 

2寸の測り方

腸 便秘 ツボ 寸 測り方

 

3寸の測り方

ツボ 腸 便秘 寸 測り方

 

背中の便秘に効くツボ

続いて背中側の便秘に効くツボです。

背中側のツボはどなたか押さえてくれる方がいれば、お願いして指圧してもらってください。

セルフで行う場合は「硬式テニスボール」を使用するとよいです。背中と床面の間にテニスボールを挟んで目的のツボを刺激していきます。

便秘 ツボ 腸 東洋医学 押し方

ではツボをご紹介していきます。

 

1.脾兪(ひゆ)

両側の腰骨を結んだ線の上に第4腰椎棘突起があります。

そこから背骨の出っ張りを5つ上にあがると第11胸椎棘突起があります。その左右1.5寸のところが脾兪のツボです。

便秘 ツボ 即効 腸 脾兪

 

2.三焦兪(さんしょうゆ)

両側の腰骨を結んだ線の上に第4腰椎棘突起があります。

そこから背骨の出っ張りを3つ上にあがると第1腰椎棘突起があります。その左右1.5寸のところが三焦兪のツボです。

便秘 ツボ 即効 腸 三焦兪

 

3.腎兪(じんゆ)

両側の腰骨を結んだ線の上に第4腰椎棘突起があります。

そこから骨の出っ張りを2つ上にあがると第2腰椎棘突起があります。その左右1.5寸のところが腎兪のツボです。

便秘 ツボ 即効 腸 腎兪

 

4.大腸兪(だいちょうゆ)

両側の腰骨を結んだ線の上に第4腰椎棘突起があります。

その第4腰椎棘突起から左右1.5寸のところに大腸兪のツボがあります。

便秘 ツボ 即効 腸 大腸兪

 

5.小腸兪(しょうちょうゆ)

両側の腰骨を結んだ線の上に第4腰椎棘突起があります。

そこから背骨の出っ張りを2つ下にさがると第1仙骨棘突起があります。その左右1.5寸のところが小腸兪のツボです。

便秘 ツボ 即効 腸 小腸兪

 

硬式のテニスボールを2つ用意して、背中と床の間に挟みます。

そして1→2→3→4→5の順番で左右のツボを圧迫していきます。

1か所あたり1分間ずつツボを刺激していきます。

 

便秘に効くツボは脚にもある

便秘に効く足のツボは足三里です。

足三里のツボは便秘だけでなく下痢やお腹周りの症状全般や肩こり頭痛、めまいといった症状にも有効です。

すねに指を当て、足首側から膝の方に向かって指を滑らせていきます。すると膝小僧の近くで指の動きが止まるところがあります。

便秘 ツボ 即効 足三里

そこを外側からすねに向かって指圧をすると足三里が刺激されます。

便秘 ツボ即効 足三里

 

まずはここまでご紹介したツボを刺激してください。

ここからは体質別に効果的なツボをご紹介していきますので、ご自身の体質に合ったツボを見つけて指圧してみて下さい。

 

体質別の便秘に効果的なツボ

続いて7つの体質別に便秘に効果的なツボをご紹介していきます。

同じ便秘でも体質によって原因は異なりますので当然、刺激するツボも変わってきます。

ご自身の体質と比べて近いものを選び、そこでご紹介しているツボを刺激してください。

 

暑がりで辛いもの好きなで便秘になりやすいタイプ

特徴として

  • 便が乾燥していて硬い
  • 排便時に肛門がホテル
  • 辛い物を食べると便秘が悪化する
  • お腹が全体的に張っていて、押すと苦しい

その他によくみられる症状

  • のどが渇きやすく、冷たい飲みものが欲しくなる
  • 頭や上半身に汗をかきやすい
  • 暑がりで顔が赤くなりやすい
  • おしっこの量が少なく、色が濃い
  • 食事量が多く、お腹が減りやすい
  • のぼせやすい
  • 舌が赤味がかっており、乾燥している
  • 口臭がある

なりやすい人の特徴

辛い物や刺激物が大好物

大食いで暴飲暴食をする人

 

このタイプの人に有効なツボ

まずは以下のツボの刺激を行ってから、基本のツボ押しを行ってください。

1.合谷(ごうごく)

このツボは手の親指と人差し指の間の水かきのところで人差し指側のところにあります。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 腸 即効 合谷

 

2.曲池

このツボは肘を曲げたときにできるシワのところにあります。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 即効 曲池

 

3.内庭

このツボは足の人差し指と中指の付け根の間にあります。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 即効 内庭

 

 

ベトベト便の便秘タイプ

特徴として

  • 便がベトつきやすくトイレットペーパーで拭いてもきれいにふき取れない
  • 便の臭いがきつい
  • 排便後も残便感がある
  • お酒や油っこいものを多く飲食すると便秘が悪化する
  • 梅雨の季節に悪化しやすい

その他によくみられる症状

全身が重ダルい

口の中がネバネバして口臭がある

湿疹や水虫ができやすい

女性の場合、黄色いオリモノがある

なりやすい人の特徴

お酒を飲むことが多い人

油っこいものや、濃い味付けが好きな人

 

このタイプの人に有効なツボ

三陰交(さんいんこう)

このツボは足の内くるぶしから脛に沿って3寸上にあります。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 即効 

 

陰陵泉(いんりょうせん)

このツボは、すねの骨の内側を膝の方へなぞっていき膝の手前で指が止まるところです。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 即効 押し方

 

便秘 ツボ 即効 陰陵泉

 

疲れやすく便秘になりやすいタイプ

特徴として

  • 便の出はじめは硬い便が出るが、終わりになると下痢のような柔らかい便になる
  • シカやウサギの糞のようなコロコロ便が出ることがある
  • 便意があってもうまく出せないことがある
  • トイレを済ませた後は疲労感がある
  • いぼ痔がある(便と一緒に何かが出てきている感覚があれば、いぼ痔の可能性があります)
  • 排便時に血が出ることがある

その他によくみられる症状

  • いつも疲れやすく、だるさがある
  • 食欲がわかない、やる気がわかない
  • 何か物事をするのがおっくうになる
  • 小食
  • 食後に眠気が来る
  • 汗をかきやすい

なりやすい人の特徴

体が弱い人

便秘以外に胃下垂などの胃腸疾患がある

高齢者

疲れ、だるさをいつも感じている人

座り仕事が中心の人

 

このタイプの人に有効なツボ

脾兪(ひゆ)

両側の腰骨を結んだ線の上に第4腰椎棘突起があります。

そこから背骨の出っ張りを5つ上にあがると第11胸椎棘突起があります。その左右1.5寸のところが脾兪のツボです。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 即効 腸 脾兪

 

胃兪(いゆ)

両側の肩甲骨の下を結んだ線の上に第7胸椎棘突起があります。

そこから背骨の出っ張りを5つ下にさがると第12胸椎棘突起があります。その左右1.5寸のところが胃兪のツボです。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 即効 腸 胃兪

 

足三里

すねに指を当て、足首側から膝の方に向かって指を滑らせていきます。すると膝小僧の近くで指の動きが止まるところがあります。

ここを外側からすねに向かって指圧をすると足三里のツボが刺激されます。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ即効 足三里

 

胃腸が弱くて冷え、便秘になりやすいタイプ

特徴として

  • 便秘と下痢を交互に繰り返す
  • 排便時、最初は硬い便が出るが途中からは軟便になる
  • 体が冷えたり、疲れている時は便秘が悪化する

 

その他によくみられる症状

  • 疲れやすさとともに、体に力が入りにくい感じがある
  • お腹を温めると気持ちよい
  • 手足の冷え性がある
  • 寒い時期はツライ
  • 温かい食べ物、飲み物がスキ
  • 小食

なりやすい人の特徴

夏場に冷房をガンガン効かせた部屋にいることが多い人

慢性的な病気を抱えている人

子供をたくさん産んだ人

疲れやすく、寒がりな人

 

このタイプの人に有効なツボ

天枢(てんすう)

このツボはおへその外側2寸のところにあります。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 即効 腸

 

関元(かんげん)

このツボはおへその下3寸のところにあります。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 即効 関元

 

腎兪(じんゆ)

両側の腰骨を結んだ線の上に第4腰椎棘突起があります。

そこから背骨の出っ張りを2つ上にあがると第2腰椎棘突起があります。その左右1.5寸のところが腎兪のツボです。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 即効 腸 腎兪

 

湧泉(ゆうせん)

このツボは足の指を曲げたときに一番くぼんでいるところにあります。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 即効 湧泉

 

 

冷えでお腹が痛み便秘になるタイプ

特徴として

  • 便はカチカチでいきまないと出ない
  • 冷たいものを食べたり飲んだりすると便秘が悪化する
  • 寒い季節の方が便秘がひどい
  • 便秘になるとお腹がはったり、腹痛になったりする
  • お腹を温めると痛みが軽くなる

その他によくみられる症状

  • お腹の痛みがある場所を圧迫すると余計に痛くなる
  • 手足が冷え性
  • 腰も冷える
  • おしっこの色が薄く透明に近く、量や回数が多い
  • 顔の血色が悪く、青白い

なりやすい人の特徴

冷たい食べ物、飲み物が苦手な人

寒いのが苦手な人

夏場でも冷房などで冷えると便秘になりやすい人

 

このタイプの人に有効なツボ

上記した腸もみを行います。

その後、蒸しタオルをへその辺りに乗せて2~3分温めます。

便秘 ツボ 即効 蒸しタオル

続いて腰に蒸しタオルを乗せて2~3分温めます。

便秘 ツボ 即効 蒸し タオル

 

これが終わったら「腹結」のツボを刺激します。

このツボは乳頭から真っすぐ下に引いた線と、へそから真横に引いた線の交点から1.5寸下がったところです。

ツボの位置を写真で確認してみましょう。

便秘 ツボ 即効 腹結

 

 

ストレスで便秘が悪化するタイプ

特徴として

  • 下痢と便秘を繰り返す
  • 便の性状がその時々で違う(太い便、ひょろひょろ細い便、コロコロ便など)
  • 便秘になるとお腹が張る
  • ストレスがかかることが続くと便秘が悪化する

 

その他によくみられる症状

  • いつも気分が晴れず、憂うつになる
  • 緊張しやすくリラックスするのが苦手
  • みぞおちの辺りに不快感があったり、肋骨の辺りが痛む
  • おならやゲップを出すとお腹が楽になる
  • ため息をつくことが多い
  • 不眠症、肩こりがある

なりやすい人の特徴

イライラしやすい人

ストレスに弱い人

神経質な人

気を遣いすぎる人

定年退職した後の元サラリーマン

 

このタイプの人に有効なツボ

行間(こうかん)

このツボは足の親指と人差し指の付け根の間のところにあります。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 即効 行間

 

太衝(たいしょう)

このツボは行間のツボから足首の方へ指でなぞっていき、骨にぶつかるところにあります。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ即効 押し方

 

肝兪(かんゆ)

両側の肩甲骨の下を結んだ線の上に第7胸椎棘突起があります。

そこから背骨の出っ張りを2つ下にさがると第9胸椎棘突起があります。その左右1.5寸のところが肝兪のツボです。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 腸 即効 肝兪

 

高齢者でコロコロ便の便秘になるタイプ

特徴として

  • 便がカチカチで乾燥している
  • ウサギやシカの糞のようなコロコロ便
  • 1週間以上排便が無いような便秘でも辛くない
  • 市販の便秘薬を飲むと下痢、腹痛を起こす

その他によくみられる症状

  • 足腰に力が入りにくい
  • めまいや耳鳴りがする
  • 手足はほてりやすい、のどが良く乾く
  • 肌にツヤがなくカサカサする
  • 特に午後、身体がほてり顔が紅潮する

 

なりやすい人の特徴

妊娠中の人や出産直後の人

慢性的な病気がある人

高齢者

 

このタイプの人に有効なツボ

湧泉(ゆうせん)

このツボは足の指を曲げたときに一番くぼんでいるところにあります。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 即効 湧泉

 

太谿(たいけい)

このツボは内くるぶしとアキレス腱の間にあります。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 即効 太谿

 

復溜(ふくりゅう)

このツボは内くるぶしの2寸上にあります。

ツボの位置を写真で確認しましょう。

便秘 ツボ 即効ふくりゅう

 

まとめ

「便秘、腸とツボ 東洋医学を基礎から解説!」と題してお伝えしてきました。

まずは便秘に効く腸もみと基本のツボをご紹介し、次に7つの体質別に効果的なツボをご紹介してきました。

ツボ押しをしていて硬くなっているところや痛みのあるところは気や地の流れが悪くなっているところだと思って重点的に指圧を加えてあげて下さい。

ツボは基本的に左右対称にあるのですが右は痛いのに左は痛くないということも、もしかするとあるかもしれません。

そんな時は痛い側で気や地の流れが滞っていると考えて痛い方を重点的に指圧します。

指圧により硬さや痛みが取れると気や地の流れがスムーズになったというサインです。

ツボ押しは1回や2回やっただけでは効果が出ないこともありますので、1ヶ月程度は根気強く気付いた時には抑えるようにしてあげてみて下さい。

 

参考文献

イラスト・わかる指圧 便秘 著:土屋 憲明

 

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