直腸の痛みの原因とは?直腸癌など直腸の病気を解説!

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このブログをご覧の方は、直腸周辺に痛みを感じたことがある方や、直腸の病気のある方ではないでしょうか。

もしかすると、そもそも直腸ってどこのこと?とその場所も分からない、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

直腸は大腸の一部であり、肛門につながる部位です。

つまり、直腸は排泄する便が通過する場所です。

そのため直腸の病気も、便の状態に左右されることが多いです。

近年、増加傾向にある大腸癌は、大腸の中でも直腸やS状結腸にできやすい癌です。

直腸やS状結腸は、便が排泄までの間ためられる部位であることから、便秘と大腸癌の関連性を疑う声もあります。

しかし、いまだはっきりとした関連性は認められていません。

その他にも大腸の病気は様々なものがあります。特に痛覚のある部位での病気は痛みを伴います。

 

そこで今回は、直腸の病気にどのようなものがあるのかということや、直腸のどの部位に病気ができると痛みを感じるのかということもお伝えしていきます。

 
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直腸の痛み原因1 大腸癌

まずは直腸の場所を図で確認してみましょう。

下図で黄色く示しているところが直腸です。

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50歳から70歳代の人に多いのが大腸癌です。

大腸癌は2014年の調査で、癌の原因別の死者数で、女性の第1位、男性の第3位となっており、近年増加傾向にあります。

 

大腸癌が発生する原因は、食生活、遺伝、炎症性腸疾患などと言われています。

食生活については、高脂肪食、高蛋白食、低食物繊維食の摂りすぎが大腸癌を引き起こしやすいとされています。

遺伝については字のごとく、その人の家系に大腸癌の人がいれば、その人も大腸癌になりやすいということです。

炎症性腸疾患で代表的な病気は、潰瘍性大腸炎です。

こちらも近年増加している病気で、難病に指定されてい病気です。

このような炎症性腸疾患に長期間かかっていると、大腸癌になるリスクが高くなります。

 

早期の大腸癌は症状に乏しいことが多く、進行するとともに便秘や下痢、血便、細い便が出るなど、主に便の異常から大腸癌に気付くことが多いです。

大腸癌は、外科手術により癌になっている部位を、手術で摘出することが治療の基本です。

切除が難しい場合など状態に応じて、化学療法を併用することもあります。

大腸を切除する部位や量によっては、手術後に通常の排泄を行うことができなくなることもあります。

その場合は、ストーマという人工肛門をお腹のあたりに作り、以後の排泄はそこから行うようになります。

 

冒頭でもお伝えした通り、大腸癌は直腸やS状結腸にできやすい癌です。

はっきりと因果関係は分かっていませんが、直腸やS状結腸は便をためる部位であることから、便秘と大腸癌の関連性を指摘する声もあります。

いずれにしても、癌の予防のためには、欧米型の食習慣は控えるべきで、これは便秘を改善させるためにも大切なことです。

ですからまずは、脂肪やたんぱく質を控えめにし、食物繊維の豊富な食事に切り替えると良いでしょう。

このような食事は、まさに日本食がぴったりです。

癌の予防のためには、日本食が良いことを知っておきましょう。

 

直腸の痛みの原因2 痔

冒頭でもお伝えした通り、直腸は肛門とつながる部位です。

直腸と肛門で引き起こされるポピュラーな病気といえば、痔ではないでしょうか。

痔といっても、その種類は3つあります。

痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、痔瘻(あな痔)です。

 

痔核(いぼ痔)の原因は、直腸のうっ血です。

つまり直腸の血の巡りが悪くなると、痔核になりやすいのです。

普段生活していると、重力にしたがって下の方に血液はたまりがちになります。

特に便秘の人は、トイレでいきむことが習慣になっていることが多いので、余計にうっ血し、痔核になりやすいです。

そのため、痔核の予防のためには、便秘を解消することと、トイレでのいきみは最小限することが大切です。

痔核は歯状線【しじょうせん】の内側にできる内核痔と、外側にできる外核痔に分けられます。

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図解入門 よくわかる便秘と腸の基本としくみ

 

歯状線より内側には、痛覚がないため、内核痔では痛みを感じません。

しかし、痛覚のある歯状線より外側にできる外核痔ができると、強い痛みを感じるようになります。

同じ痔でもできる位置によって、痛みの感じ方が違うのです。

 

裂肛(切れ痔)は、便秘などによって硬くなった便を無理やり押し出そうとするときに、粘膜が傷ついてしまうことが原因となります。

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特に歯状線の外側は、弾力が乏しいため傷つきやすく、裂肛につながりやすいです。

このように裂肛は歯状線の外側で起こることが多いので、外核痔と同様に痛みを感じやすいです。

裂肛の予防は、痔核の予防と同様に便秘を解消すること、無理にいきまないことが大切です。

 

痔瘻(あな痔)は、歯状線付近にある小さな窪みに下痢便などが入り込み、菌に感染することが原因となります。

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普通の便をしていればこのようなことが起こることはありませんが、下痢便を繰り返していると痔瘻となることがあります。

ですから、痔瘻を予防するためには、下痢を改善することが良いです。

 

直腸の痛みの原因3 偽膜性大腸炎

何らかの病気の治療として抗菌薬を使用し、その副作用としてクロストリジウム ディフィシル(CD)が増殖した結果、CD毒素が大量に産生され、大腸の粘膜に異常をきたすのが偽膜性大腸炎です。

高齢者や、もともと病気を持っている人など体力の落ちている人が罹りやすいです。

抗菌薬を使用してから、数日から数週間後に下痢や発熱、腹痛などの症状をきたします。

偽膜性大腸炎は直腸やS状結腸に多い病気です。

薬による腸内細菌叢の変化が原因とされており、治療には原因となった薬をやめることや、新たに薬を使用することなどがあります。

 

まとめ

直腸の痛みの原因として考えられる病気を、3つピックアップしてお伝えしました。

直腸がどこのことかわからなかったという方も、解剖図でその位置を知ることができたと思います。

今回お伝えした病気は代表的な3つだけですが、その他にも直腸の病気はあります。

今回お伝えいしたものの中でいうと、大腸癌は治療開始が遅れると命に関わる病気となります。

直腸に痛みを感じることがあれば、自己判断は避け病院で診てもらうようにしましょう。

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