下痢になるのは朝食のせい!?朝の下痢は過敏性腸症候群かも

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朝からお腹がゴロゴロ。

出勤前にトイレに行くか、会社でトイレに行くか。

通勤中にもよおしても困るし…

この記事をご覧の方は、このように困っているのではないでしょうか。

 

実はいま、朝にお腹の具合が悪くなるという方は、けっこう多いのです。

その症状は、過敏性腸症候群の可能性があります。

 

過敏性腸症候群の方にとって「朝食」が症状を悪化させる要因になる、ということはあまり知られていません。

朝食といえば、「健康の基本」「1日活動するためのエネルギー源」など、健康的な生活に欠かせないイメージがあります。

しかし、過敏性腸症候群の方にとって、これは必ずしも当てはまるとは言えません。

 

「朝食はしっかり食べるのが健康の基本」という常識を一度疑ってみませんか?

 

今回は、朝食後の下痢と関わりが深い、過敏性腸症候群とはどのようなもので、下痢を防ぐにはどのようにすれば良いか、その対策についてお伝えしていきます。

 
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過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群は、別名「各駅停車症候群」とも言われています。

 

この病気で悩む方は、20~30歳代の働き盛りの男女に多く

通勤中にお腹がたびたび痛くなり、各駅停車の電車で駅に着くたびに、トイレに駆け込むようになることから、この名前が付けられました。

想像するだけで大変そうです。

 

一説によると20~60代の成人のうち12~13%過敏性腸症候群と考えられています。

けっこう多いと感じられるのではないでしょうか。

 

原因ははっきりとしていませんが、症状別に3種類に分けられます。

①下痢型:硬い便またはコロコロした便が25%未満で、やわらかい便、または水っぽい便が25%以上

②便秘型:硬い便またはコロコロした便が25%以上あり、やわらかい便または水っぽい便が25%未満

③混合型:硬い便またはコロコロした便が25%以上あり、やわらかい便または水っぽい便が25%以上

以上の3種類に分けられます。

この3種類を見てもわかる通り、過敏性腸症候群は下痢だけでなく便秘や、下痢と便秘の混合型があります。

 

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消化器専門の研究会が作ったRomeⅢ【ローマスリー】に記載されている過敏性腸症候群の定義

「過敏性腸症候群とは、腹痛と不快感が排便または排便習慣の変化ならびに排便障害を伴うが、それらを説明しうる器質的疾患(たとえば大腸がんなど)や生化学的異常が見出せない腸管の機能的疾患」

とされています。

つまり、不快感や腹痛とともに便秘や下痢があっても、大腸がんやその他の病気が見つからない状態ということです。

 

さらに2006年には過敏性腸症候群の診断基準もまとめられました。

その基準は以下のようになります。

過去3ヶ月間のうち1か月間に3日以上繰り返す腹痛、あるいは腹部不快感を認め以下の3項目中の2項目以上をともなう

①排便により軽快する

②排便頻度の変化をともなう

③便形状(便外観)の変化をともなう

この診断基準では過敏性腸症候群と診断をつけるまでに最低でも症状発症から6ヶ月以上経過していることが必要です。

 

つまり、症状が出てから半年以上経ってからでないと、きちんとした診断を付けられないということです。

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なぜ過敏性腸症候群になるのか?その原因と朝食後の下痢との関係性

ヒトは大脳視床下部というところでプレッシャーや不安感じ取り、自律神経のうち交感神経を刺激します。

この交感神経は、腸を始めとする消化器系の活動をしずめます

自律神経のうち副交感神経はリラックスしたときに働きますが、こちらは交感神経と反対に消化器系の働きを高めます

朝の下痢 原因 過敏性腸症候群

普段は、交感神経と副交感神経がバランスとり合いながら活動しており、腸の機能が保たれています。

 

しかし、緊張を強いられる場面が続くなどして、ストレスがたまり過ぎたり、不規則な生活が続くと副交感神経の働きが滞ります。

すると、消化器系の一部である腸の働きも鈍り「腸管運動の異常」が起こります。

これに、「腸管の知覚過敏」が加わると過敏性腸症候群となります。

「腸管の知覚過敏」とは、本来であれば反応を起こさないようなわずかな刺激でも、腸が反応を起こし過剰に収縮する状態です。

 

「腸管運動の異常」「腸管の知覚過敏」の原因には、ストレスなどによる自律神経の乱れが一因になっています。

 

では、なぜ朝食を食べたあと、下痢になりやすのでしょうか。

これには腸の「ぜん動運動」が影響しています。

 

朝食後の下痢の原因になるぜん動運動とは?

ぜん動運動とは消化管全体でおこる運動のことです。

ぜん動運動により、食べた物が消化管内を移動することができます。

 

そして、「ぜん動運動」はホルモンの影響により、「朝」に最も活発になるという特徴があります。

上記した通り、過敏性腸症候群の方は、腸管運動の異常により、「ぜん動運動」が異常に活発になっています。

 

この2つのことから、過敏性腸症候群の人にとって、朝は腸が異常に活発になりやすい状態になるのです。

そして、朝食をとると、腸はさらに刺激されることになり、「朝食後の下痢」になってしまうのです。

 

過敏性腸症候群 朝食後の下痢を防ぐには?

過敏性腸症候群による朝食後の下痢を防ぐには、「朝食の時間をずらす」もしくは「食べない」ことです。

まずは、起床後すぐの食事は避けるのが、1つの手です。

 

例えば、食事は会社に着いてから摂るとか、会社で食べにくければ、コンビニのイートインスペースを利用するなどすると良いです。

朝一番で腸を刺激することが、下痢につながりやすいので、少し時間をずらすだけでも効果的です。

 

また、「欠食」するのも悪いことではありません。

「欠食」というと、体に悪いイメージがあります。

しかし、きちんとした栄養を1日の中の他の時間で摂取していれば、1食くらい抜いても死にはしません。

欠食することで、むしろ体に良い影響もあります。

その良い影響とは、「内臓を休ませることができる」という点です。

 

食事を摂らないことで、内臓に休憩する時間を与えてあげるのです。

仕事で残業が続くと体が疲れて行くように、内臓も食べ物が入り続けると疲労をおこしてしまいます。

このように欠食することで、内臓を休ませる効果があるのです。

 

朝食の時間をずらすことや、欠食をすることは下痢を防ぐ1つの方法にはなりますが、これでは根本的な問題が解決していません

過敏性腸症候群を根本的に良くしていくには、自律神経の乱れを改善させることが必要です。

自律神経を乱れされる原因の1つに、ストレスがあります。

ですから、精神的にも、肉体的にもストレスのたまりにくい生活を送ることが大切です。

 

しかし、日々働き、生活を送っていれば、ストレスがたまってくるのは当然のことです。

ですので、ストレスをしっかり「解消する」ことが必要です。

そのためには、まずしっかりとした「睡眠」をとりましょう

ストレス解消というと、何かをしないといけないと感じる人も多いかもしれません。

ですが、働き過ぎで疲れている現代人には、睡眠時間を確保して体を休めることの方が、良いストレス解消法になることが多いです。

休みの日は、睡眠時間をたっぷりとって、体と心を休めてあげましょう。

まとめ

「下痢になるのは朝食のせい!?朝の下痢は過敏性腸症候群かも」と題してお伝えしてきました。

朝食のとり方をコントロールして、ツライ朝の下痢にオサラバしてください。

またストレスマネジメントをしっかりして、自律神経を整え、腸の状態を改善しましょう。

ただし、過敏性腸症候群と一口に言っても、その重症度はさまざまです。

朝食をずらしたり、欠食することで、下痢の症状が改善する方は程度の軽い方の場合です。

まずは、病院を受診して、適切な処置を受けるようにしてください。

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