老化と便秘は関連する。高齢者に多い便秘の原因とは?

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便秘といえば女性の悩みというイメージがありますか?

実は60~70歳代以上の方は男性でも便秘に悩む方が多くいます。なぜ高齢になると男性でも便秘の方が多くなるのでしょうか。

「若い時にはどちらかというと下痢になることが多かったのに」と話されていたのは当院に通院されていた70代男性です。

この方は数年前から便秘に悩まれており趣味のグランドゴルフや釣りに行くときもお腹のことが気になってストレスを感じておられました。

当院に通院され、腸もみセラピーをうけられたり、食生活をはじめとした日常生活にも注意を向けられるようになり、便秘も解消され今はグランドゴルフや釣りを楽しみながら月に1回程度メンテナンスに当院を訪れています。

この方のように高齢者が便秘に悩まれているケースは案外多いのです。

 

そこで今回は老化と便秘の関係について、なぜ年を取ると男女ともに便秘になりやすくなるのかについて分かりやすくご説明していきます。

 
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老化と便秘 便秘に悩むのは女性だけじゃない

便秘といえば女性の悩みというのが世間一般の意識だと思います。

老化と便秘についてお話しする前になぜ女性が便秘になりやすいのかについて少しふれておきます。実は女性が便秘になりやすいことと高齢になると便秘になりやすいのはつながりがあるのです

 

便秘にははっきりした定義はありませんが一般的には3日以上、排便が見られない状態を便秘とします。

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とある調査によると日本人女性の48%が便秘に悩んでいるとされています。つまりおおよそ2人に1人は便秘に悩んでいるということです。

当院に来られる女性の方でも便秘なのが普通と思われている方が結構多いです。

このような方は「出てないですけど苦しくないですし、いつもなので大丈夫です」とおしゃられます。

すると私はきまって「大丈夫じゃないです」とお伝えするのですが、便秘が悪い意味で一般的になってしまっており体にどれほどの害があるのかということを認識されていない方が多い印象です。

 

しかし、女性に多い便秘は若年の男性では訴える方はそれほどいらっしゃいません(実は男性は下痢になる人が多いので男性だから腸内環境が良いという訳ではありません)。

 

なぜ女性は男性に比べて便秘になりやすいのでしょうか。

その原因はさまざまです。

ホルモン生活習慣の影響、さらに筋力が男性よりも弱いことも便秘になりやすい1つの原因となります。

生理前に多く分泌される黄体ホルモンは子宮の動きを抑える働きがあるのですが、これが子宮の近くにある腸にも作用して便秘がちになります。

別の原因として「筋力不足」があります。

一般的に女性が男性に比べて筋力が弱いため十分にいきむことができず便秘がちになるということです。

実は女性の筋力不足による便秘と同様に、高齢者の老化による便秘も筋力不足によっておこります。

 
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老化による便秘 原因は筋力低下、大腸の機能低下

高齢になるにつれて筋力は低下していきます。

排便時は腹筋をつかって便を押し出しています。いわゆる「いきみ」です。

筋力が低下することで、この「いきみ」が不十分になり結果便が長く腸内に留まる便秘になってしまいます。

 

また、大腸は意識的には動かせませんが筋肉で構成されています。

つまりいきみに使う腹筋も大腸の筋肉も力が落ちてしまい「排便力」が低下してしまうのです。

 

その他の原因としては年齢と共に食べる量が少なくなることや、全身の運動量が減り腸への刺激が加わりにくくなることなどがあります。

では、このような老化に伴う「排便力」の低下はどのようにして防げばよいのでしょうか。

 

老化による便秘の対策 どのように便秘と向き合うべきか

老化による便秘の1番の原因は腹筋と大腸の筋力低下です。

「腹筋」と書きましたがボディビルダーの人のような割れた腹筋を目指す訳ではありません。

 

 

必要なのは「体幹」と呼ばれる胴体の部分の筋力が必要なのです。

では体幹とはどのようなところなのでしょうか。

体幹とはお腹の周りを囲む筋肉のことで、横隔膜、骨盤底筋、腹横筋・内腹斜筋、多裂筋で構成されます。

では、これらの筋肉を画像で確認してみましょう。

横隔膜

便秘出し方 腹筋 横隔膜

 

骨盤底筋

尿漏れ 骨盤底筋

引用)図解入門 よくわかる便秘と腸の基本としくみ

 

腹横筋(※画像は右の腹横筋のみです。実際には左側にもあります。)

便秘出し方 腹筋 腹横筋

 

内腹斜筋

便秘出し方 腹筋 内腹斜筋

 

多裂筋

 

これらの筋肉を総称して「体幹」といいます。

この体幹の筋肉をうまく使うことで、お腹の圧力を高め排便力を高めることができます。

この体幹の鍛え方は便秘を快便に!「出す力」を養うには体感幹の筋トレが有効!?でも紹介しています。

ここでは高齢の方でもできるより簡便なやり方をご紹介します。

その方法とは「深呼吸」です。

体幹の筋肉は深呼吸を行うことで活性化されます。

ただし注意点があります。

それは腹式呼吸で深呼吸を行わないとこの体幹は活性化されません。

では腹式呼吸による深呼吸の方法をご紹介していきます。

①背筋を伸ばして鼻から息を吸い込みます。この時、お腹を膨らませながら息を吸っていきます。時間は4~5秒かけて吸います。

②口から息を吐いていきます。この時はお腹をへこませながら息を吐いていきます。時間は10秒程度かけながらゆっくり吐いていきます。

これを10回程度繰り返します。

 

筋力をつけるのは1回、2回やっただけではすぐに変化は現れません。

繰り返し行うことで変化が少しづつ現れてくるものなので地道に続けてみてください

 

それに加えてウォーキングなどの全身運動を行い腸にも適度な刺激を入れていくことや、基本的な食生活の改善が必要です。

食生活などの生活習慣の改善にはこのブログに多くの記事がありますので参考にして下さい。

 

まとめ

「老化と便秘は関連する。高齢者に多い便秘の原因とは?」と題してお伝えしてきました。

高齢になって便秘に悩む方は意外と多いです。

しかし病院に行っても下剤を処方されるだけで、薬はあまり飲みたくないが…と思いながらしぶしぶ服用しているというかも結構いらっしゃいます。

身近な方で便秘に悩まれている方がいらっしゃれば是非今日の記事の内容を教えてあげて下さい。

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