ミネラルの効果を引き出す「腸」の吸収力 

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ミネラルは5大栄養素の1つです。

ミネラルとは「鉱物」という意味です。人のからだの 大部分は酸素、窒素、水素、炭素で90%以上が構成されていますが、残りはマグネシウム、カルシウム、鉄、ナトリウム、リン、亜鉛、銅などで構成されています。

このミネラルには体に害をもたらす有害ミネラルと、体に欠かせない栄養素となる必須ミネラルに分けられます。

必須ミネラルはビタミンの働きを助けることが主な役割になります。

その他に体液のpH値を調整(酸性・アルカリ性の調整)、筋肉や神経の働きを調整しています。

また、ミネラルは体を作る材料にもなっており欠かすことのできないものですが、多く摂り過ぎても不足しても体に悪影響を及ぼしますので加減しながら摂取することが必要です。

そしてミネラルをうまく吸収できるかどうかは、腸の機能と腸内細菌の働きにかかっています。

 

今回はミネラルと腸の関係を解説し、効果的な摂取方法についてお伝えしていきます。

 

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ミネラルを効果的に摂取するために考えるべきこと

今回は「ミネラル」をクローズアップしてお伝えしていきますが、他とのバランスとれていて始めてミネラルが上手く働くことができます。

まずは基本の3カ条をお伝えしていきます。

①すべての栄養素とのバランスはとれているか?

ビタミンや酵素があって初めてミネラルの存在が意味をなします。

ですので、「カルシウムが大切だから牛乳を飲もう」や「貧血だから鉄分のサプリメントを摂ろう」などと言うのは意味がありません。

例えば、人はエネルギーを作り出すために細胞にあるミトコンドリアを使用しますが、その過程で活性酸素が大量に発生します。これは火力発電で二酸化炭素などの副産物が発生するのと同じようなことです。

 

この活性酸素は過剰になると体に悪影響を及ぼします。

体内の水(H2O)のHの部分を切り取ってしまうのです。これをヒドロキシラジカルと呼びます。

ヒドロキシラジカルは不安定状態であるため、なんとか安定しようとして細胞をドンドン傷つけていき酸化させます。

さらによくないことにヒドロキシラジカルが脂と結合すると過酸化脂肪という脂が酸化した状態になります。

この酸化した脂肪を処理するためにはビタミンEが必要なのですが、過酸化脂肪に対応するためには昆布などに含まれるセレンというミネラルが必要なのです。

 

そして、ヒドロキシラジカル自体に対しても体は酵素で守ろうとします。

その酵素がスーパーオキサイド・ディスムターゼというものです。頭文字をとって「SOD」と呼ばれたりもします。

SODのほか、「カタラーゼ」「グルタチオン・ぺルオキシターゼ」という酵素も活躍してヒドロキシラジカルを水と酸素に分解します。

そしてこの酵素が働くのにも「銅」「亜鉛」「マンガン」「鉄」「セレン」などのミネラルが必要なのです。

 

このようにビタミンや酵素と同様に1つのミネラルだけをとってもそれでは意味がないのです。

「全ての種類をバランスよく」というのがミネラルに限りらず、栄養摂取には必要なのです。

 

ミネラル自体のバランスも必要

アミノ酸やビタミンも同じですがミネラルも1種類でも摂取が不十分なものがあると他の栄養素も一番少ないレベルまでしか働きません。

壊れた風呂桶のようにかけた場所(少ないミネラル)があると、水がかけたところからこぼれて水位が下がる(栄養素全体が下がる)のをイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

ミネラル 食品 効果 腸 吸収

 

 

テレビでリンゴの「~~という成分が体にいい!」という内容が放送されると、翌日にはスーパーからリンゴが消えるということが良く起こります。

しかし、これには意味がないということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

つまり単一の栄養素を取り上げて、それだけ摂取しても意味がないのです。

それどころか、

  • 単一の栄養素の過剰世襲はかえって体に害になる
  • その栄養素がそもそも科学的なもので吸収ができない
  • その他の成分が有害物質

といったこともあります。

「食品機能表示」というものがありますが、その中の単一の栄養素をとりあげ「○○に効果あり!」と謳っておきながら、あまーい砂糖まみれのジュースでかえって健康に悪いということも、まかり通っているのです。

大切なのはミネラル自体のバランスとそこに何が入っているかです。

 

ミネラルを摂っても腸から吸収できなければ効果はない

腸を始めとした内臓全体が健康であることもミネラルの吸収には欠かせません。

栄養を吸収する腸が大切なのは言うまでもありませんが、肝臓や膵臓など消化液を出すその他の臓器の活躍なくしては栄養を消化吸収することはできません。

 

ミネラルの腸からの吸収を考えるときに必要なことは、その吸収のしづらさをどうするかというところにあります。

特にカルシウムマグネシウム、亜鉛吸収しづらい性質をもっています。

しかし、腸内の酸性度が増えるとこれらのミネラルも吸収しやすくなります。例えばカルシウムは乳酸と結合すると乳酸カルシウムとなりより吸収しやすくなります。

 

このように腸内を酸性に保つのはビフィズス菌や乳酸菌です。

有機酸を作り出し、腸内を弱酸性に保ち悪玉菌の過剰な繁殖を抑えます。

加えて有機酸の刺激により自然な排便が起こりやすくなり便秘の解消にもつながります

 

ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌をしっかり増やしておくことがミネラルの吸収には欠かせないのです。

この菌を増やすには食物繊維の摂取やオリゴ糖の摂取が効果的です。

参照 腸内細菌を増やす食べ物

 

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ミネラルにはエネルギー作りを助け、老化した細胞を除去する効果も

細胞の中にあるミネラルはマグネシウムとカリウムが主です。そこにビタミンB群、酸素が加わることでミトコンドリアでエネルギーを作り出します。

ですからミネラル無くしては人は体を動かすことができません

 

また細胞は分裂を繰り返し、古くなったり、傷ついて修復できなくなると自滅(アポトーシス)を起こします。

しかしこのアポトーシスを起こすには細胞内にマグネシウム、とカリウム、ビタミンB群が存在していること、また細胞外にナトリウムやカルシウムが存在していることが条件になります。

つまりミネラルなくしては不要になった細胞を除去することすらできないのです。

この不要になった細胞が蓄積していくと腫瘍となって体に害を及ぼします。

 

この自滅(アポトーシス)に必要なミネラルを含む食材についてもご紹介しておきます。

  • ビタミンB群 豆類・玄米・レバー・昆布
  • マグネシウム 緑黄色野菜・豆類・ゴマ等
  • カリウム 緑黄色野菜・レタス・スイカ

 

まとめ

「ミネラルの効果を引き出す「腸」の吸収力」と題してお伝えしてきました。

腸がしっかり働くためにはミネラルが必要ですし、

ミネラルを吸収するためには腸内環境が良好であることが必要です。

つまりお互いに持ちつ持たれつの関係ということですね。

そして大切なのは栄養素のバランスです。

あれがいいこれがいいという言葉に踊らされずにきちっとバランスを考えた食事をしてください。

その時に参考にしていただきたいのが「マゴワヤサシイ」です。

マ:豆類

ゴ:ゴマなどの種子類

ワ:ワカメなどの海藻類

ヤ:野菜

サ:魚

シ:シイタケなどのキノコ類

イ:いも

これらの食事を1日の中で1品でも摂るようにすると何度もお伝えしてきた「バランス」の摂れた食事になります。

どうぞ今日の食事から意識してみて下さい。

 

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