【重要】内視鏡検査は痛い?大腸検査費用も解説!

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内視鏡検査は食道・胃・十二指腸までを調べる「上部」と、大腸を調べる「下部」に分けられます。

経験のない方は痛みの程度や、その方法について不安を感じるのではないでしょうか。

人は初めての経験には誰しも不安を抱えるものです。

 

しかし、そんな時に、どんなことをするのか情報を知ることができれば、その不安は軽くなります。

内視鏡検査でも、それは同じです。

 

そこで今回は、内視鏡検査のやり方や全体の流れ、必要な費用までお伝えしていきます。

 
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内視鏡検査とは どんなことをするのか?

内視鏡検査は潰瘍(かいよう)や癌などの胃腸の病気をカメラで直接確認するための検査法です。

内視鏡検査は胃腸に対して行われることが多いですが、他にも胸腔や腹腔、脳内用の内視鏡もあります。

今回は一般的に多い胃腸の内視鏡検査についてご紹介していきます。

 

内視鏡検査の一番のメリットはなんといっても「体内の状況をその場で確認できること」です。

上部消化管である食道・胃・十二指腸を観察する場合は、口からカメラを入れます。

下部消化管に分類される大腸を観察する場合は肛門からカメラを入れます。

 

内視鏡の先端には100倍ズームが可能な小型の高性能カメラが搭載されており、カラーで内臓の状態をチェックできます。

最近は特殊な溶液を病気の疑いがある部分にかけることで、悪性の腫瘍か良性の腫瘍かをその場で判断することもできます。

 

さらに内視鏡の先端にある鉗子口というところから処置器具を入れることで、検査をする組織を採取したり、腫瘍の切除、止血などを行うことができます。

 

開腹手術を行うと手術後に痛みを伴ったり、すぐには動くことができなかったりしますが、内視鏡で行えばその心配はありません。

体にメスを入れるというと精神的に不安にもなりますが、そのような気持ちの面での負担も軽減されます。

 
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内視鏡検査にかかる費用は?検査の部位によって値段は違う

検査や腫瘍の切除や止血もできてしまう内視鏡検査ですが、健康保険の対象となっていますので、そこまで高額にはなりません。

なお健康保険ですので70歳以下の方は基本的に3割負担(小学校入学前の子どもは除く)、70~74歳の方は所得に応じて2~3割負担、75歳以上の方は所得に応じて1~3割負担となります。

 

胃腸の内視鏡検査は「上部」と「下部」に分けられますが、一般的に「下部」の方がより検査費用が高くなります。

一般的な検査費用の例を載せておきます。

 

1割負担 2割負担 3割負担
上部内視鏡検査
(食道・胃・十二指腸)
約2,000円 約4,000円 約6,000円
下部内視鏡検査
(大腸)
約2,500円 約5,000円 約7,500円

 

ただし同じ内視鏡検査でも、採取した細胞を顕微鏡などで検査する場合は別途費用が発生することもありますので注意してください。

 

上部内視鏡検査とは 口から、鼻からの2種類がある

上部内視鏡検査の上部とは食道・胃・十二指腸のことです。

日本人はストレスを溜めている人が多いせいか、胃に不調がある人は多いようで、もっとも頻繁に内視鏡検査が行われるのはこの部位です。

 

実は私自身も上部内視鏡検査を受けたことがあります。

胃に強いの痛みがあったため内視鏡検査を受けることになりましたが、異常は発見されず大事には至りませんでした。

検査を受けたのは5年ほど前ですが、私が受診した病院では「経鼻内視鏡」を使用していました。

 

経鼻内視鏡というのは鼻から内視鏡を挿入するタイプのものです。

この経鼻内視鏡は技術の進歩に伴い内視鏡が細くなったおかげで可能になりました。

ひと昔前の内視鏡は直径1㎝以上もありましたが、最近のものは5.0~6.5㎜程度となっています。

これは鉛筆の太さとだいたい同じくらいで細くなれば、体への負担も少ないです。

 

経鼻内視鏡のメリットは口から入れるものと違い、のどの奥への刺激が少ないため嘔吐反射(オエッとなる感じ)が起こりにくいです。

また、鼻から入れることで検査時に簡単な会話が可能になります。

 

しかし経鼻内視鏡にはデメリットもあります。

1つは鼻に違和感があることです。私も経験しましたが普段刺激されることがない場所に物が入ってくるので気持ち悪かったです。

また小型化されているため、処置が必要であった場合そのまま処置ができずいったん内視鏡を抜いて、また別の器具を挿入する必要があります。

良いことばかりではないということです。

 

上部内視鏡検査では痛みが出るのか?

内視鏡検査のなかでも特に気になるのは痛みについてだと思います。

痛みというのは人によって感じ方が違うため一概には言えませんが、患者さんと接してきた経験をもとにしてお伝えしていこうと思います。

 

痛みが強くなる最大の難所は、内視鏡がのどを通る時です。

前述のように経鼻内視鏡ではのどへの刺激は少ないですが、状態によっては経口内視鏡(口から入れるタイプ)が必要なこともあります。

経口内視鏡はのどへの刺激が強くなりやすいので、痛みも強くなります。

 

のどの痛みを最小限にするために咽頭に麻酔をかける場合もありますし、状態によっては少し眠るような鎮静剤を用いることもあります。

このあたりの麻酔のことに関しては医師との相談が必要になりますので、検査の前に不安があればしっかり医師と相談して下さい。

 

ただ「のど元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざがあるように、のどを通過さえしてしまえば食道の辺りは違和感程度で、痛みはあまり強くないです。

あとは痛みではないですが、胃腸は形が変わりやすいため、医師が観察しやすくするように空気を送って胃腸を膨らませることがあります。その時は「お腹が張った感じ」がします。

 

上部内視鏡検査の注意点は?

検査を受けるにあたって何点か注意事項があります。

検査の時にはお腹を空っぽにしていないと医師が観察することができませんので、検査の前日は夜9時までに食事を済ませ、以降は検査まで絶食しないといけません。

 

検査当日は水やスポーツドリンクを飲むのは大丈夫ですが、牛乳は禁止となっていることが多いです。

食事のことや、当日の麻酔のことについては事前に検査を行う病院でオリエンテーションが行われますので、疑問点があればこのときにしっかり聞いておきましょう。

 

実際の検査にかかる時間は麻酔などの時間を含めても20~30分程度です。内視鏡が体に入っている時間だけで言えば、10分程度となります。

時間はそれほど長くないので、そこまで疲労は感じないことが多いようです。

 

下部内視鏡検査とは 検査するのは大腸の状態

大腸の病気で怖いのは近年増えてきている大腸がんです。

特に女性のがんで最もなくなる方が多いのが大腸がんなのです。

そんな大腸がんの早期発見に役立つのが下部内視鏡検査なのです。

 

40歳代からがんのリスクは高まってきますので、40歳以上の方は一度検査を受けておくべきですし、それ以下の30歳代の方も検査を受けることで腸のポリープや腸壁の状態をチェックできるので、受けて損はありません。

 

健康診断でも便鮮血などで大腸がんのリスクを検査することは可能ですが、がんの可能性がある場合、最終的にはやはり内視鏡で確認して診断されます。血液検査に現れない早期のがんも内視鏡検査では発見できることもあります。

 

下部内視鏡検査では痛みは出るのか?

下部内視鏡検査でもやはり気になるのはその痛みだと思います。

大腸は食道や胃と違って曲がりくねっており、それがその人の身長ほどの長さがあるので、内視鏡を入れるのにも熟練の技術が必要となります。

 

下部内視鏡検査に不慣れな医師が行うと、腸壁を過剰に刺激してしまい痛みも出ます。

また医師の技術だけでなく、検査を受ける人の腸にも左右されます。普通よりも曲がりくねっていればそれだけ内視鏡を入れるのは難しいです。

特に下腹部に手術歴がある方や、腸が敏感な方などはどうやっても痛みがでてしまうケースもあります。

 

痛みを和らげる鎮静剤も使用できるので、事前に医師にしっかり確認をとっておきましょう。

また痛みの出る出ないは、やってみないと分からない部分ですので、担当の医師を信頼して身を任せましょう。

 

下部内視鏡検査の注意点は?

下部内視鏡検査で大変なのはむしろ痛みよりも洗浄液を飲まないといけないことかもしれません。

大腸をチェックしていくためには当然、便があっては観察することができません。

ですから2ℓもの洗浄液を飲むことで大腸の内容物をすべて排泄する必要があるのです。

 

また検査前日の食事は食物繊維の多いものは避ける必要があります。

便秘がちな方は下剤を飲んでしっかり便を出しておくことも必要です。

 

そして検査当日は朝から絶食で、水分はしっかり摂るように指示されます。

 

検査にかかる時間は早ければ20分程度で終わりますが、手こずれば1時間以上もかかります。

1時間以上も検査をしていれば受ける側も疲労感は強くなります。

上部内視鏡の検査と比べて、下部内視鏡の検査はハードと心得てください。

 

小腸の内視鏡検査にはカプセルが用いられる

ここまでお伝えしてきたなかで、大腸の検査は分かったけど、小腸はどうするの?と思われる方もいらっしゃるでしょうか。

実は小腸は長さが6m以上あり、また肛門からも距離があるため大腸と同じ方法で観察するのは困難です。

そこで開発されたのが小腸用のカプセル内視鏡です。

 

これは長さ約2~3㎝外径1㎝強の大きさのカプセルです。

これを口から飲み込むと、あとは自動的に写真が取られていき画像データをチェックして小腸の状態を観察していくという仕組みです。

これなら不快な痛みも少ないでしょう。

 

しかしカプセルの動きを制御できないため、詳しくチェックしたいところを診ることができないですし外科的な処置は、また別で行わなければならないというデメリットもあります。

新しい機器も一長一短といったところですね。

 

まとめ

内視鏡検査について、痛みや検査前の注意点などについてお伝えしてきました。

内視鏡検査をしたことがない方は初めての経験に不安を感じると思います。

しかし検査がどんなものか分かっていればむやみに恐れることはありません。

今回のブログを参考にして少しでも検査前の心の準備ができれば嬉しいです。

 

参考文献

Tarzan No.634

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