下痢で病院に行ったら…問診では何を聞かれる?

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下痢の悩みで最も多いのが、トイレの時間をコントロールすることができないということです。

下痢は便秘と違って急に腹痛が襲ってきますし、しかも「待ったなし」の状態になります。

すぐにトイレに行ける状態ならまだよいのですが、仕事で会議中だったり、あるいは運転中などそうもいかない時もあります。

そのようなときは額に脂汗をにじませながら耐えるようになります。

 

下痢の辛さはこういったところにあります。

そんな下痢を何とかしたいと思い、病院を受診しようか考えられている方もいらっしゃると思います。

 

しかし下痢で病院に行くとどんなことを問診されるのだろうかと不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこで今回は下痢症状で病院を受診したときに問診されることについて解説していきます。

 
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下痢の問診で聴かれること

下痢の問診で最も大切なのが緊急に処置が必要なものかどうかの判断です

下痢の場合、症状を止めればいいということはなく、身体の重大な問題が下痢症状となって表れている場合もあります。

食中毒感染症などがその例です。

 

まずは下痢問診の進め方についてお伝えしていきます。

 

①急性下痢か、慢性下痢かを問診していく

急性下痢とは、直近の4週間以内で起こった下痢のことを言いますが、下痢の原因となることがすぐに思い当たる場合が多いです。

例えば食中毒の危険性のあるものを食べたとか、飲み過ぎ・食べ過ぎたとか、特定の薬を飲みだしてから下痢になったなどの理由が多いです。

 

これに対して、慢性の下痢とは4週間以上続く下痢のことを言います。

慢性下痢の原因となるのは、食品アレルギーがあって特定の食品を食べると下痢を起こす場合や、ホルモン分泌が原因で起こるもの、ウイルスや細菌などによる腸炎が原因として考えられます。

 

②下痢に伴う症状の有無を問診

下痢になる場合、それに伴って他の症状も一緒に出ることがあります。

代表的なものに発熱や嘔吐、腹痛などがあります。

下痢に伴って出てくる症状を問診することで、下痢の原因を特定しやすくなります。

 

下痢の原因とそれに伴う症状を、急性と慢性に分けてご紹介します。

急性下痢と伴う症状

原因 伴う症状
感染症 腹痛、発熱、出血
食中毒 嘔吐、腹痛
消化不良 腹痛、発熱、出血

 

慢性下痢と伴う症状

原因 伴う症状
食物アレルギー ガス
内分泌疾患 体重減少、のどの渇きなど
腫瘍 血便
腸炎 腹痛
腸機能障害 腹痛
腸通過障害 便失禁、寝たきりの人

 

③緊急性の見極めと、下痢の原因を推測

問診の結果をもとにして、緊急の処置が必要な下痢かどうかを判断します。

同時に下痢の原因を特定し、必要な処置を選択します。

 

下痢の問診項目を詳しく解説

①下痢の期間を確認

上記したように下痢になりだしてから4週間以内であれば急性下痢、4週間以上であれば慢性下痢と判定されます。

 

②急性下痢の場合、チェックするのは以下の項目

  1. 食べ物、薬、旅行など食事や環境の変化といった、きっかけとなるものが何かあったか
  2. 一緒に過ごした人に同様の下痢症状が無いか
  3. 下痢に伴う症状が無いか
  4. 排便の回数や便の性状はどうか

 

③慢性下痢の場合、チェックするのは以下の項目

  1. 下痢はずっと続くか、おさまったりひどくなったりするか
  2. 排便の回数や便の性状はどうか
  3. 便失禁を起こすことがあるか
  4. 下痢に伴う症状はないか
  5. もともと病気を持っているか
  6. 体重が減っていないか
  7. 下痢を悪化させるような原因が無いか(例として食事やストレスなど)
  8. 特定のことをしたときに下痢が良くなることがあるか(例として食事や薬など)

便の性状を示すにはブリストルスケールが有効です。

 

下痢の問診票 ダウンロードできます。

最後にここまでの内容を網羅した下痢の問診票を添付しておきます。

病院に行って問診を受けるのが不安な方や病院に行くと緊張してしまうという方は、事前にこちらの問診票に記入しておくと、伝えるべきことが明確になり、むやみに不安にならなくて済みます。

 

ダウンロード、プリントアウトして実際に書き込んでみて下さい。

 

下痢の問診票

氏名 性別 年齢
身長 体重 BMI
困っていることは
いつ頃から、        きっかけはありましたか?
排便の頻度は?         日         回
どんな便が出ますか(ブリストルスケールで)  タイプ  1  2  3  4  5  6  7
1度の便の量・大きさは    cm×    cm        あるいは   小   中   大
服用している薬がありますか?
既往歴
次のような症状がありますか
発熱 吐き気・嘔吐 腹痛
便失禁 便に血が混ざる 体重減少
肛門周辺の痛み
食事内容・量に変化がありましたか?
ストレス、環境の変化がありましたか?
その他自由記載

ダウンロードはこちらから下痢の問診票

引用文献より)

まとめ

下痢の問診についてお伝えしてきました。

病院はただでさえ緊張してしまいやすいところです。

そこで白衣を着た医師から問診を受けると余計に緊張してしまい、話そうと思っていたことがどこかへ飛んで行ってしまうなんてこともあるかと思います。

そんな時にも今回の問診票を使て事前に伝えるべきことをまとめておくと、石もこれに似た内容を質問してくると思いますので、変に緊張することなくスムーズに問診を終えることができると思います。

ぜひ問診票を活用して下さい。

 

参考・引用文献 アセスメントに基づく排便ケア 著:西村かおる

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