TBSテレビ未来遺産より、腸内細菌、腸内フローラとは

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2016/1/27更新

TBSのテレビ未来遺産という番組で、腸内細菌や腸内フローラについての特集があるそうです。

番組は2016年1月27日(水)の夜8時から放送です。

正式なタイトルは「テレビ未来遺産 緊急!池上彰と考える今年の細菌・ウィルス大疑問」です。

池上彰さんの司会で放送されるようです。

気になる番組内容ですが、TBSから大まかに発表されているものは以下の通りです。

●そもそも風邪はどうやって引くのか?

●免疫システムは、たのしみながら学べる“スペシャル時代劇”で解説

●知っておきたい、正しい感染症の予防法

●どろんこ遊びに力を入れる保育園、なぜ?

●女性必見!細菌と肌のカンケイ~腸内細菌の良し悪しで肌が決まる!?

●今話題の腸内細菌、腸内フローラとは?

●驚きの実験~食生活と腸内フローラ

※内容は変更の可能性があります。

 

といった内容のようです。

腸や腸内細菌のことですから、当ブログでも番組の内容を予測しながらご紹介していきます。

番組放送後は実際の内容も追記しますので、お楽しみにしてください。

 
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細菌、ウィルスと腸 重要な腸管免疫について

テレビ未来遺産の今回の内容としては、細菌やウィルスの話が中心になるのでしょう。

細菌やウィルスは病気を引き起こすやっかいなもの、というイメージは皆さんも持たれていると思います。

体に有害な細菌やウィルスのことを病原菌というのですが、これらの病原菌を退治するシステムを免疫と言います。

 

体にはもともと免疫機能が備わっているのですが、実は腸には腸管免疫という人体最大の免疫機能が備わっています。

体全体ののリンパ球のうち、実に60%以上が腸管に集中しており、さらに抗体全体の60%以上が腸管で作られているのです。(※抗体:特定の異物についている抗原(目印)に特異的に結合して、異物を体内から除去する分子)

このように腸には人体最大の免疫器官として働いています。

しかし、なぜ腸がこのような役割を担っているのかお分かりになるでしょうか。

それは腸が身体の入り口だからです。

食べ物を食べるのは口からですが、食べた時には体に取り込んだようでも、実際は吸収されているわけではありません。

胃液や膵液などで消化されて小腸の一部である空腸や回腸で吸収されるときに、初めて体内に取り込んでいるのです。

そのような体の入り口といえる腸に、多くの免疫細胞を備えさせるのは必然といえます。

体の入り口で病原菌の侵入を防ぎ、私たちの体を守ってくれているのが腸なのです。

 

腸内細菌、腸内フローラとは?

そんな腸管免疫の働きを左右するのが腸内細菌です。

腸内細菌は腸内フローラという群れを作って腸内に生息しています。

歯100~10000兆匹腸内にいると言われています。

単位は「兆」ですから間違えないでくださいね。

腸に兆なんて覚えやすいですね笑

ものすごい数の腸内細菌がいることがお分かりいただけると思います。

ちなみに腸内フローラのフローラとは草むらとか、花畑という意味があります。

これは腸内細菌が、群れを成している様子を顕微鏡で見たときに、あたかもそこに草むらや花畑があるように見えることから、つけられた名前です。

 

腸内細菌には乳酸菌や、ビフィズス菌などの【善玉菌】、ウェルシュなどの【悪玉菌】、どちらでもない【日和見菌】の3種類があります。

善玉菌は名前の通り、全身によい働きをしてくれる菌で、体を健康に保ちます。腸内では発酵を起こし、代表的なものに乳酸菌やビフィズス菌などがあります。

一方、悪玉菌は健康に悪影響を与える菌です。こちらも名前の通りです。

代表的なものとしてウェルシュ菌、ディフィシール菌などがあり、腸内で腐敗を起こします。悪玉菌により硫化水素、アンモニア、インドール、スカトールなどの有害物質が発生すると、悪臭や病気の原因となります。

臭いだけならまだしも、悪玉菌が異常に増えると、発がん性物質が発生しやすくなったり、先ほどお伝えした腸管免疫が機能しにくくなったり、便秘やうつ病も引き起こしやすくなります。

また女性にとては気になるお肌の状態も、悪玉菌が優位な状態では、肌の状態は悪くなります。

お肌のことは番組の放送予定にも載っていましたね。

おそらく上記のような内容の話になると思います。

 

そして、忘れてはいけないのが日和見菌[ひよりみきん]です。実は日和見菌が腸内細菌の中で最も多く、全体の70%を占めます。日和見菌は善玉菌、悪玉菌のうち勢力が強い方の味方をします。こちらも名前の通り、「ひよりみ」ですね。

善玉菌の方が多く健康を維持できている時は、日和見菌は善玉菌に協力してくれます。

ですが、食生活や生活習慣の乱れなどをきっかけに悪玉菌が増えてしまうと、今度は日和見菌が悪玉菌に味方しだし体調が悪くなります。

 

 

腸内細菌はバランスが大切です。

悪玉菌と名前はついていても、全くいなくなってしまうと、それはそれで問題です。

理想的なバランスは、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7です。

 

このバランスが保たれることによって腸管免疫はうまく作用し、最近流行してきているインフルエンザなどから身体は守られます。

 

腸内細菌のバランスを整える食事

放送予定の項目中にも食事と腸内フローラがありましたね。

腸内細菌や、腸内フローラのバランスを整えるには食事が大切です。

では何を食べれば良いかと言うと、食物繊維と乳酸菌が豊富な食材です。

 

以前、たけしの家庭の医学でも腸内細菌の特集をやっていました。

詳しい食材については以下の記事に記載していますのでご参照ください。

参照)本当は怖いたけしの家庭の医学より、腸内フローラ改善と便移植

 

実際の番組内容

ここからは実際の番組内容をご紹介していきます。

腸内フローラとは腸内細菌が集まったもので、その腸内細菌は成人男性で1.5kgほどの重さになると紹介されていました。

腸内細菌の数は100兆匹とのことでしたが、これには諸説あり1000兆匹とも言われています。

この腸内細菌である乳酸菌やビフィズス菌が増えると、手術後の感染症が減るとして、病院でも腸内細菌の管理が注目されているようです。

 

善玉菌、悪玉菌、日和見菌という分類は古い!?

腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見菌という種類があります。

善玉、悪玉と名前がついていると、善玉は良い働き、悪玉は悪い働きをするようなイメージがあります。

しかし、悪玉菌であっても体にとって有用な働きをする菌があります。

例えば、悪玉菌の1つであるクロストリジウムも時によっては、体に必要な働きをすることもあるということです。

これはコレステロールでも言えることです。

コレステロールにも善玉、悪玉とあります。しかし悪玉だから体に悪いということありません。

役割が違うだけで、大切なのはそのバランスなのです。

腸内細菌も同じで善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスが重要なのです。

 

番組では腸内細菌の分布を、新幹線の座席に見立てて紹介していました。

新幹線の指定席のように、腸内に存在できる腸内細菌の数やその種類は決まっていて、それ以外の種類が棲みつくことは難しいのです。

この腸内細菌の群れを腸内フローラと言います。

この腸内フローラに病原菌が侵入してきても、病原菌のための場所はなく、病原菌を追い出すことができます。

腸内フローラの働きは健康な時には、上記のように良い働きをします。

 

しかし、ストレス・寝不足・食生活の乱れなどで体調が悪い時にはうまく機能しません。

体調が悪くなると腸内細菌の数が少なくなるのです。

それでも、腸内細菌は増殖していくのである程度は元の状態に戻っていきます。

ですが、そんな時に体に病原菌が侵入してくると、腸内に病原菌が留まるようになり病気になってしまいます。

 

ヨーグルトがお腹にいいのはなぜ?

腸内環境が整っていない状態=不調な状態では、腸内細菌が群れをなさず、いろいろな種類がばらばらに点在するようになります。

それがビフィズス菌などの整腸作用のある菌を摂取すると、同じ種類の腸内細菌で群れをなす=腸内フローラができるようになるのです。

すると先ほどの病原菌も腸内に棲みつくスキがなくなるのです。

 

腸内細菌はどこから来るの?

胎児はお母さんのお腹の中では、無菌状態です。

ではどこから腸内細菌が来るかと言うと、それは出産時に答えがあります。

実は腸内細菌はお母さんの産道を通るときに、お母さんから貰うのです。

そして産まれた後は、周りの人の皮膚についている細菌などを受け取るのです。

 

赤ちゃんは産まれた直後、大腸菌などの悪玉菌が多いのですが、乳酸菌やビフィズス菌が数日のうちに勢力を拡大して、悪玉菌の数を上回ります。

乳酸菌やビフィズス菌など善玉菌の勢力拡大に役立っているのは、お母さんの母乳です。

母乳の中にはオリゴ糖があり、これが善玉菌を増やす役割があるのです。

 

腸内フローラを食べ物で改善!

番組では糖質制限で町内フローラを変える方法を提案していました。

ベジタリアンの人の腸内フローラは、典型的な日本人の物と比べて、バクテロイデス(肉や魚などの脂質を多くとると増える腸内細菌)が少なく、プレボテラ(炭水化物などを多く食べると増える菌)が多く存在していました。

このように食生活によって腸内フローラは大きく変わるのです。

 

また番組では食生活を糖質制限食に変えると、腸内フローラはどのように変わるか検証していました。

検証に参加した方の腸内細菌は1ヶ月の間に大きく変化していました。

番組ではこれが良い悪いは別にして、食生活で腸内フローラが変わることの証明になるとのことでした。

 

番組では紹介していませんでしたが、糖質制限食には注意しなければならない点もあります。

糖質を制限するとき、多くの場合炭水化物を抜くことになります。

炭水化物の成分には糖質と共に食物繊維が含まれています。

食物繊維は腸内細菌のエサとなるので、糖質制限食をするときには必ず食物繊維を十分に摂取しなければなりません。

 

自分に合うヨーグルトの選び方

1週間程度ヨーグルトを食べ続けてみて、便通の具合や体調が良くなるかどうかを検証して決めていくとのことでした。

これは番組では紹介されていませんでしたが、ヨーグルトでなくとも整腸作用のある乳酸菌を含む食材は多くあります。

日本食に多い発酵食品は乳酸菌が豊富です。

納豆、ぬか漬け、みそ、しょうゆなどの食品を摂ることでも乳酸菌は摂取できます。

ヨーグルトなどの乳製品が体に合わない方は、これらの物を摂取すると良いでしょう。

 

腸内フローラの移植で難病を改善

腸内フローラの移植についてですが、これは当ブログでも以前ご紹介した便移植についてのことでした。

便移植についてはこちらの記事をご参照ください。

参照)本当は怖いたけしの家庭の医学より 便移植と腸内フローラ

抗生物質を飲んで、腸内細菌をある程度リセットした後に、健康な人の腸内細菌を大腸内に送り込み、病気を改善していくという治療法です。

 

便移植とまではいかなくても食生活を改善することで、腸内フローラを良い状態に保つことができます。

腸内フローラを改善する食品としてサツマイモ(紅天使)が紹介されていました。

いずれにしても腸内細菌のエサとなる、食物繊維を豊富に含んだ食材が良いとのことでした。

 

まとめ

TBS池上彰のテレビ未来遺産で放送された、腸内細菌や腸内フローラについてお伝えしました。

腸内フローラは私たちの健康を守るために欠かすことのできないものです。

腸内細菌のエサは人が食べた物からしか摂ることができません。

ですから、腸内フローラを整える乳酸菌と腸内細菌のエサとなる食物繊維を普段の生活からしっかりとることが大切です。

 

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