コーヒー、カフェインと便秘、下痢の関係について徹底解説

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「コーヒーって、便秘に良いって聞くけど本当なの?」

「コーヒーを飲むと、トイレに行きたくなるけど、大丈夫?」

こういった疑問をお持ちのかたは多いです。

私は、このブログを運営していたり、便秘に関する本を出版していることもあって、便秘について相談を受けることが多いです。

その中で多い質問の1つが、コーヒーと便秘の関係についてです。

 

先日も、便秘解消に必要な水分摂取量についての質問をいただきました。

その方は、

 

「朝起きてコーヒーを一杯、職場でもコーヒーを3、4杯は飲んでいる」

とのことでした。

確かに、コーヒーを飲むと水分を摂れます。

 

結論から言うと、水分摂取としてコーヒーばかり飲むのは、おすすめできません。

なぜかというと、コーヒーにはカフェインが多く含まれており、利尿作用があるからです。

利尿作用あるということは、おしっこが出やすくなるということです。

おしっこが出やすくなると、体内の水分量は少なくなり、便も硬くなり便秘がちになるのです。

 

しかし、重要なのは、カフェインには腸を刺激する作用があり、排便をしやすくするということです。

だからと言って、多量にカフェインを摂ると、今度は下痢を引き起こすこともあります。

 

つまり、適量のコーヒーは便秘を解消する効果があるけれど、飲み過ぎは便秘や下痢を悪化させるということです。

 

では、コーヒーで便秘解消をしたいとき、いったいどれくらいの量、コーヒーを飲むのが適切なのでしょうか。

 

 

そこで今回は、コーヒーなどに含まれるカフェインが、便秘下痢などの便通にどのように作用し、どれくらいの量を飲むのが良いのか解説していきます。

 
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カフェインってどんな働きをするの?便秘や下痢との関係は?

朝起きたらまず1杯、昼食後には眠気覚ましにもう1杯と、コーヒをよく飲まれるかたは多いと思います。

いい香りでリラックスできるし、気分転換にはもってこいですね。

そんなコーヒーには、カフェインという成分が含まれているということは、ご存知のかたも多いと思います。

 

実は、コーヒーを飲んで眠気がスッキリするのは、このカフェインのおかげです。

ヒトは起床後、活動を始めると、脳脊髄液という脳と脊髄を栄養する液体の中に、

プロスタグランジンD2アデノシンといった「睡眠物質」がどんどん蓄積していきます。

 

朝から徐々にたまっていった睡眠物質は、夜になるとピークを迎え「眠気」を感じるようになります。

その眠気に身を任せて眠りに落ちると、今度は睡眠物質は分解されていきます。

そうして朝を迎え、また睡眠物質は溜まっていく…

という一連のサイクルがあります。

 

実は、カフェインはアデノシンと似たような化学構造をしていて、アデノシン受容体と結合する働きがあるのです。

すると睡眠物質は結合するところがなくなり、身体は眠気を感じなくなる

という仕組みがあります。

 

カフェインは、眠気覚しの作用に加えて、胃や腸管などを刺激する作用も持っています。

便がたまるのは、主に大腸です。

大腸は、ぜん動運動という動きをすることで、便を運ぶ働きがあります。

このぜん動運動の働きが弱くなると、便秘がちになります。

反対に、ぜん動運動が強くはたらきすぎると、下痢になります。

 

つまり、適量のカフェインは、腸を刺激し、ぜん動運動を引き起こすきっかけになるということです。

ですから、便秘がちな人は、適量のカフェインを摂取することで便秘解消につながります。

下痢がちなかたは、カフェインの摂取で下痢がひどくなることもあるので、考えながら摂らなければなりません。

 

また、カフェインが含まれるコーヒーには、その香りで気持ちを体をリラックスさせる働きもあります。

実は、このリラックスすることは、便秘解消にとても重要なのです。

キーワードとなるのは、副交感神経です。

副交感神経とは、交感神経とともに働き、呼吸をする、汗をかく、内臓を働かせるあるいは、休ませるなど、体に重要な機能をつかさどる神経です。

この副交感神経と交感神経を合わせて、自律神経と呼びます。

 

そして、副交感神経が優位になると、大腸のぜん動運動は活発になります。

上記した通り、ぜん動運動が活発になると、便秘解消につながります。

そんな副交感神経を優位にするには、リラックスすることが大切です。

コーヒーは、このようなリラックス効果から言っても、便秘解消に効果があるのです。

 

 
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カフェインを摂りすぎるのも害になる

ここまでお伝えした通り、カフェインを適量とっていれば便通が良くなって便秘改善の効果が得られます。

 

反対に、多量に摂りすぎると、今度は刺激が強くなり過ぎて下痢になってしまいます。

さらに冒頭でもお伝えした通り、カフェインには「利尿作用」といって、おしっこを出やすくする働きがあります。

この働きによって、体内の水分がおしっとして必要以上に出てしまうと、体の中は水不足になりカチカチの便になってしまいます。

 

何事もそうですが、適切なバランスというものがあります。

コーヒーでいえば、1日にティーカップ1杯から2杯といったところが限度になるでしょう。

また、コーヒーを摂った量と同じくらいの量の、お水もしくは、カフェインを含まないお茶を飲んで、

おしっこととして出て行く分を補っておきましょう。

 

まとめ

「コーヒー、カフェインと便秘、下痢の関係について徹底解説」と題してお伝えしてきました。

カフェインを摂ることで便通を良くすることは、便秘改善の「助け」にはなってくれると思います。

ただ、この方法では一時的にカフェインの力を借りて便通を良くしたにすぎません

本当の意味で便秘を改善するのであれば、

きちんと水を摂ることや、発酵食品、食物繊維の豊富な食べ物を積極的に摂るなどして、腸内環境を根本的に見つめなおすことが必要です。

最近はテレビを見ても、雑誌を読んでは健康にはこれがいい、便秘にはこれがいいと特集され、話題になった翌日にはその食材や商品が品切れになるという光景も珍しくありません。

 

しかし、健康に近道はありません。つまりこれさえ食べれば健康になるというものは存在しないのです。

便秘解消も同じです。

地道に日ごろの食生活、生活習慣から自分を見つめなおして、あらためていくことが、遠回りなようで一番の近道です。

今回のコーヒーの便通への作用を利用して、まずは便秘を解消し、その先に「本当の健康」を目指して行動してください。

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