疲れが取れない原因とは?眠りの質、自律神経から解説!

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朝から身体がダルい。

仕事が終わるとぐったりして動けない。

これらを起こすのは「疲労」です。

毎日「疲れ」を感じながら仕事を頑張っている方も多いと思います。

きちっと仕事をされる方ほど、家に帰ってからその日の疲れがどっと出てくるものです。

日本人は仕事でもなんでもまじめにやろうとされる方が多いですから、疲れている人が多いのだろうと思います。

 

工事現場などで体を使って働く人に起こりやすい疲れを肉体的疲労と呼びます。

一方で、1日ずっと座って仕事をされている方に起こりやすい疲れを精神的疲労と呼びます。

肉体的疲労精神的疲労は同時に発生することがしばしばです。

例えば、工事現場で働いている人には、体の疲れは当然起こりやすいですが、細かい作業などをしていると、精神的な疲労も蓄積しやすいです。

デスクワーク中心の人でも精神的な疲れだけでなく、首や肩などにコリが出てくることもあります。

 

このように肉体的疲労と精神的疲労がありますが、これらには共通点があります。

それはいずれも脳の疲れによっておこるということです。

精神的疲労はともかく、肉体的疲労が脳の疲れによるものとはどういうことかと思われるかもしれません。

これより以下に、疲れる原因やその疲れが取れない原因を解説していきますので、ぜひご参考にしてみてください。

 
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疲れを感じる原因とは?

肉体的疲労というと「乳酸?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは間違いです。

以前は乳酸が疲労物質と考えられていましたが、乳酸は糖質を代謝する過程で発生するもので、これはエネルギーとして使われます。

激しい運動では、一時的に乳酸が溜まりますが数十秒後には処理されます。

ですから、これが疲れの原因になることはありません。

 

運動で疲労した筋肉を調べてみても、乳酸もほかの疲労物質もありません。

 

では、なぜ疲れを感じるのでしょうか?

実は「疲れは脳が感じているだけ」なのです。

脳

その疲れを感じさせるのは自律神経をコントロールする視床下部【ししょうかぶ】とその周りにある大脳辺縁系【だいのうへんえんけい】です。

自律神経には交感神経副交感神経があり、これらの機能はよく車のアクセルとブレーキに例えられます。

交感神経は体を活発に動かす神経で車で例えるとアクセルです。

一方副交感神経は体をリラックスさせたり疲れを回復させる神経で車で例えるとブレーキです。

 

これら2つの自律神経がバランスをとりながら体の機能をコントロールしています。

「自律」という名前がついているだけあって、無意識にコントロールされています。

寝ている間に呼吸が止まらないのも、暑くなったら汗をかくのも、運動をすると心臓がドクドク脈打つのも全て自律神経のおかげです。

 

これらの自律神経を司る視床下部やその周りの大脳辺縁系活動が続きすぎると、「疲れ」というサインを出して体を守ろうとしているのです。

人の体は機械のように休みなく働くことができません。

睡眠や休息を取らなければ、体が壊れてしまいます。

そうならないように、脳の働きによって疲れを感じるシステムがあるのです。

 

では便秘と疲れはどのような関係があるのでしょうか。

 
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疲れと便秘の関係

便秘が起こる腸を活発に働かせるのは「副交感神経」です。

胃や腸は副交感神経が優位になり体がリラックスしている時によく働くのです。

一方、交感神経が優位になると胃腸の働きは悪くなります。

すると当然、腸の中を便が移動しにくくなり便秘がちになります。

 

ただ、便秘解消のために副交感神経だけ働けば良いかというとそういう訳ではありません。

副交感神経ばかり優位になると今度は腸が収縮しすぎてしまい便秘になってしまうのです。

腸が「けいれん」を起こすような状態ですね。

 

つまり大切なのは交感神経、副交感神経のバランスです。

良いものでも「過ぎると」良くないのです。

ただ現代人は何かと緊張を強いられる場面が多いです。

 

緊張すると交感神経の方が活発になるのですが、この交感神経が優位な状態ばかりが続くと脳は「疲れ」を体に感じさせ休むように仕向けるのです。

交感神経ばかりが優位な状態が続くと胃腸の働きは弱くなりますので便秘になりやすい体になります。

ですから便秘と疲れを結びつけるキーワードは「自律神経」です。

特に交感神経の過剰な働きですね。

 

日々の生活の中で、仕事をするときも通勤で車の運転をするときも何かと集中を必要とする現代人は、リラックスして副交感神経を優位にできる環境を意識的に作ることが必要です。

 

その副交感神経を優位にして疲れをとり便秘を良くするために必要なのは「眠り」です。

 

疲れがとれない原因とは?キーワードは「睡眠」

自律神経のを働かせすぎることによって疲労を感じるというのは、まだピンとこない方もいるかもしれません。

具体的な例で考えてみましょう。

 

激しい運動をすると、体温が上昇して呼吸も早くなります。

これは交感神経が過剰に働くためです。

運動をしていなくても同じような状況は起こります。

例えば、サウナや熱いお風呂に入ったあとも疲労感を感じますが、この時にも交感神経が過剰に働いています。

このように疲労を感じるときには、自律神経が過剰に働いている状況があるのです。

 

 

自律神経を休めるために最も重要なのが「睡眠」です。

しっかり寝れていれば朝起きた瞬間には疲労が1日の中で最も少なく気持ちいい朝を迎えられます。

 

ところが一晩寝ても「なんかだるい」や「気分が憂うつ」という方は十分な睡眠がとれていないというサインです。

疲れがとれない原因は、睡眠の質が悪く自律神経を休められていないからなのです。

 

質の良い睡眠が活性酸素を退治してくれる

疲労をとるには、自律神経を休ませるためにしっかり眠ることが必要とお伝えしました。

それは眠ることで「活性酸素」を除去できるからです。

 

「活性酸素」自律神経の疲れの直接の原因になっています。

 

ヒトの生命活動には酸素が必要不可欠ですが、取り込んだ酸素のうち1~2%は活性酸素に変化しています。

 

活性酸素は酸化力が強いため、適量であれば免疫細胞がウイルスや細菌を退治するときに良い働きをしてくれます。

 

しかし活動量が多く脳や筋肉で大量の酸素を使いすぎると、活性酸素もその分たくさん放出されてしまいます。

余分な活性酸素は体内にある酵素の力で無害化されるようになっていますが、あまりにも放出される量が多いとそれも追いつきません。

さらに、年齢とともに活性酸素に対抗できる酵素の働きも衰えていきます。

すると徐々に有害な活性酸素が増えていき、自分の体を攻撃するようになります。

 

活性酸素は体を「酸化」させます。

鉄は酸化すると「サビ」ますが、活性酸素の攻撃をうけると体の中でも同じようなことがおき、細胞が十分に働かなくなります。

特に、活性酸素の攻撃で問題となるのは、細胞の中にある「ミトコンドリア」が傷つけられることです。

ミトコンドリアは、体のエネルギーを作り出す中心的な存在です。

クエン酸回路というシステムを使いアデノシン三リン酸(通称ATP)を大量に作り出し、細胞にエネルギーを供給しています。

 

しかし、活性酸素がミトコンドリアを攻撃してクエン酸回路のシステムに不具合が生じると細胞にエネルギーが行き届きません。

これが自律神経の細胞でおこれば、自律神経は十分に機能しなくなり脳から疲労の強いサインが発生しだします。

 

「眠る」ことは、このような事態を避けるために有効です。

では活性酸素の発生を抑え、疲れをとるためにしっかり「眠る」にはどうすればよいのでしょうか。

 

ヒトの体内時計はズレている

ここまでのお話で疲れをとるには「眠り」が大切という事はお分かりいただけたかと思いますが、では具体的に「よい眠り」のためには何をすればよいのでしょうか?

キーワードは「体内時計のズレを正す」です。

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実はヒトの体内時計は1日に24.1~24.5時間の周期で動いていると言われています。(個人差があります)

1日は24時間ちょうどですので普通に生活していては少しずつズレていって当然なのです。

 

この体内時計のリズムに従って生活していればいつか昼夜逆転してしまうのは当然の結果なのです。

しかしヒトは夜行性の動物ではありません。

昼間にしっかり活動して夜は寝ていないと身体に不調をきたし「疲れ」や「便秘」として現れてくるのです。

 

このリズムを修正するために大切なのが「朝」の過ごし方です。

 

良い「眠り」のためには「朝」が肝心

「しっかり眠りましょう」とお伝えすると皆さん眠りにつく時間を何とか早くしようと努力されますが、それは賢いやり方ではありません。

 

大切なのは眠りにつく時間でなく、起きる時間の方です。

なぜならヒトは起きてから15~16時間後に眠るように体にプログラムされているからです。

これはメラトニンというホルモンの作用によっておこる現象です。

 

メラトニンは別名「睡眠ホルモン」と呼ばれており体内時計を規定するもっとも重要なホルモンです。

このホルモンは眠る時間が近づくとたくさん放出されますが、それが起床後15~16時間後なのです。

 

メラトニンが放出され始めると体温が下がり血圧は低くなり呼吸や脈拍も穏やかになっていきます。

つまり眠る状態に近づいていくのです。

 

このメラトニンの働きを無視して早寝しようとしても結局寝つけず自律神経を休めることができません。

ですから良質な眠りのために大切なのは朝起きる時間から調整していくことです。

 

朝起きる時間の調整に加えて大切な要素はもう1つあります。

それは日光です。

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朝、日光をあびて光が眼を刺激すると体内時計がリセットされます。

つまりヒトのもともと持っている24.1~24.5時間の体内時計が24時間ちょうどに合わせられるわけです。

 

夜寝るときにカーテンを開けておけば自然と朝日が差し込むので朝日と共に目覚め、同時に体内時計もリセットされ整います。

 

この仕組みとしては日光が目から入ってくると、縫線核という交感神経の中枢を担う場所が活性化され、その縫線核からセロトニンというホルモンが放出されます。

 

このホルモンによって身体はアクティブモードになり身体を動かす準備が自然とできます。

 

疲れをとるためにはどのくらいの時間寝たらいい?

「疲れ」や「便秘」解消のための朝の過ごし方がお分かりいただけたところで、実際の睡眠時間はどのくらいとればよいかという事も気になられると思います。

 

必要な睡眠時間を決めるのは「フェージックレム」です。

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「フェージックレム」ときくと「???」となりそうですが、「ノンレム睡眠」「レム睡眠」という言葉は聞いたことがありますでしょうか。

 

簡単に説明しますと「ノンレム睡眠」は脳が休んでいる睡眠のことで、「レム睡眠は」体は休んでいるが脳は活動している状態の睡眠のことです。

 

この2種類の睡眠が交互に現れ、寝入ったころはノンレム睡眠の時間が長いのですが、徐々にレム睡眠の時間が長くなります。

そしてこの周期が4~5周期ぐらいしたところ朝を迎え、目覚めることが多いです。

 

「フェージックレム」は朝起きる1~2時間くらい前に「レム睡眠」が連続的に出てくることを指します。

この「フェージックレム」の時にその日1日に脳に入ってきた情報が整理され記憶が形成されます。

 

もし、この記憶を整理する時間がないまま新しい1日が始まってしまうと、脳としては情報を整理しきらないうちにドンドン情報が新たに入ってくるので混乱をおこし「疲れ」につながってしまいます。

 

「フェージックレム」の時間を確保するためには最低6時間の睡眠は必要と言われています。

ですから「疲れ」「便秘」改善のために必要な睡眠時間は6時間ということになります。

 

まとめ

「疲れ」と「便秘」の関係性と、それには自律神経の状態が深く関わっているということがお分かりいただけたでしょうか?

自律神経を整えるためには6時間以上の睡眠と「朝」の適切な過ごし方が必要です。

朝目覚めて「体がだる~い」状態ではその日1日が憂うつな気分になってしまいます。

「疲れ」に「疲れ」が重なり泥沼化、便秘も悪化の一途をたどる…という想像したくないことが現実にならないようにしましょう。

朝はシャキッと目覚めてプライベートも仕事も充実できるように今日の記事を参考にして下さい。

 

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