直腸の場所を図で解説!その働きや長さ、形について

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直腸【ちょくちょう】がどこにあるか、ご存知でしょうか。

直腸は大腸の一部です。

大腸の中で、直腸の一つ前はS状結腸と呼ばれる部位です。

そして、直腸は肛門へとつながっており、排便のタイミングをコントロールする機能があります。

 

排便のタイミングをコントロールできることは、人が社会生活を送っていく上で、欠かすことのできない機能です。

ですが、そのタイミングをコントロールできるがゆえに、直腸は便秘が発生しやすい場所でもあります。

直腸でおこる便秘のことを直腸性便秘【ちょくちょうせいべんぴ】と呼び、排便を我慢し続けていると発生しやすくなります。

 

特に、女性に多い便秘として知られています。

女性は、外出先や職場などで排便を我慢されることが多いため、直腸性便秘をひきおこしやすいのです。

 

このように直腸は重要な機能を持っている臓器でもありますが、その機能を過剰に使いすぎると便秘を引き起こしてしまいます。

今回は、直腸がどこにあるのか、その場所を図を用いてわかりやすく解説していきます。

普段、目立つことは少ないですが、大切な臓器である直腸について詳しくなってください。

 
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直腸の場所を図でチェック!

まずは、大腸がどこにあるのか、図で確認してみましょう。

直腸位置図 大腸

大腸は、成人で1.5mほどの長さがあります。

盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸と、6つの部位に分けられます。

盲腸の位置 図 大腸部位名

大腸では、小腸で吸収されずに残った水分や、ビタミン、ミネラルが吸収されます

大腸の最も大切な機能は、便を作ることです。

栄養を吸収しおわった、食べ物の残りカスから水分を吸収しつつ、蠕動運動や分節運動、振り子運動といった特殊な動きをしながら便を肛門へ向かって押し出していきます。

このとき、腸内細菌の力を借りながら、便が作られます。

 

次に、直腸の位置を確認してみましょう。

直腸 場所 図 どこ 画像

上図で黄色く示しているところが直腸です。

直腸を横から見ると、このように位置しています(直腸が見えやすいように左の寛骨や大腿骨を除いています)。

直腸の場所 解剖図

大腸の中で直腸だけが、後ろに出ているのがお分かりいただあけると思います。

 

冒頭でもお伝えした通り、直腸には排便をコントロールす機能があります。

それを可能にしているのが、肛門括約筋【こうもんかつやくきん】です。

 

肛門括約筋が排便のタイミングをコントロールする

肛門括約筋は、内肛門括約筋と外肛門括約筋の2種類に分けることができます。

直腸と肛門括約筋を断面図で確認してみましょう。

直腸 場所 図 肛門括約筋

図解入門 よくわかる便秘と腸の基本としくみ より

 

外肛門括約筋は、

肛門挙筋【こうもんきょきん】

皮下外肛門括約筋【ひかがいこうもんかつやくきん】

浅外肛門括約筋【せんがいこうもんかつやくきん】

深外肛門括約筋【しんがいこうもんかつやくきん】

によって構成されています。

これらの筋肉は、手足の筋肉と同じように意識的に力を入れることができます。

外肛門括約筋に力を入れると、肛門が閉じ排便を我慢することができます

 

一方で、内肛門括約筋意識して動かすことができません。

しかし、睡眠時など意識していないときには働いている特徴があります。

ですから、睡眠時に便がもれないのは内肛門括約筋の働きによるものです。

 

直腸は排便のときにこんな働きをしている

うまく排便を行うためには、直腸の感覚器官や肛門括約筋が正常に働くことが必要です。

ここでは、排便時に直腸周囲でどのような活動が起こっているのか解説していきます。

 

腸の運動により、便が移動し直腸にたまってくると、直腸の内圧が高くなります。

すると、内肛門括約筋がゆるみ、便が肛門管移行帯【こうもんかんいこうたい】というところに進みます。

肛門管移行帯は、便の状態を判別する機能があります。

つまり、便が固形の便なのか、液体なのか、あるいはガスなのかがわかります。

便とおならを出し分けることができるのは、肛門管移行帯のおかげなのです。

このとき、便意はすでに感じていますが、外肛門括約筋が収縮しているため、まだ排便はされません。

 

もし排便できる状態であれば、外肛門括約筋を意識的にゆるませ、排便することができます。

一方で、排便できる状況にないときには、外肛門括約筋を収縮させ続けます。

これが、排便を我慢している状態です。

そのまま排便を我慢し続けると、便は直腸からS状結腸の方へ押し戻され、便意もなくなります。

そして、また時間がたつと便が直腸の方へ降りてきて、便意をもよおすというようになります。

 

単純に排便をしているようでも、直腸の周囲では、このような慌ただしいやりとりが繰り広げられてるのです。

 

まとめ

直腸の場所や、その周囲にある肛門括約筋の場所を解剖図を用いて解説してきました。

図で見ることで、直腸がどこにあるのかイメージしやすくなったのではないでしょうか。

お伝えしてきた通り、直腸によって排便のタイミングをコントロールすることができています。

人は、動物のようにどこでも排泄することができません。

そのために直腸が重要な働きをしているということが、おわかりいただけたと思います。

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