腎臓の位置を図で解説。腎臓の機能と働きについて

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腎臓の場所はご存じでしょうか。

その名前は知っていても、どこにあるのか詳しい位置をご存じない方も多いと思います。

腎臓は、血液から老廃物を「ろ過」して尿をつくる臓器です。

腎臓が正しく働かないと、体の中は老廃物であふれてしまい、健康な体を維持することはできません。

そのため腎臓の機能が著しく低下した人は、人工透析を受け血液をきれいにしなければいけません。

 

また腎臓は体内の水分量を調整し、血圧をコントロールしている臓器でもあります。

このように腎臓は重要な器官ですが、ひとたび腎臓内の細胞がダメになると、再生できません。

ですから、日頃から大切に扱ってあげないといけない臓器です。

 

今回は腎臓がどこにあるのか、その位置を図で解説し、機能や働きについてもお伝えしていきます。

 
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まずは腎臓の位置を図で確認!

ではさっそく腎臓の位置を図で確認しておきましょう。

腎臓 位置 場所 図 機能 働き リハビリ

腎臓は腰より少し上に位置しており、下部肋骨の辺りにあります。

上図を見ても分かる通り、右側の腎臓(向かって左にあるもの)が左側ものに比べて少し下に下がっています。

なぜだかお分かりになるでしょうか。

これは、右側に肝臓があるためです。

肝臓も画像で確認しておきましょう。

内臓痛み位置 肝臓

肝臓は人体最大の臓器であるため、それを避けるようにして右側の腎臓が下にずれているのです。

 

後ろから見るとこのような位置に見えます。

腎臓 位置 図 理学療法 どこ

背中側、肋骨に張り付くようにして、2つの腎臓があります。

横からも見てみましょう。見えやすいように肋骨を取り外しています。

腎臓位置図 横から

腎臓が背骨とほぼ同じ位置、つまりかなり背中側にある臓器だということがお分かりいただけると思います。

 

続いて、腎臓の形を詳しく見てみましょう。腎臓から下に伸びているのは、尿管です。この管をとして膀胱に尿を送ります。

腎臓の位置図

腎臓は、大きなソラマメのような形をしていると例えられます。

縦の長さが約10㎝程度、横の幅が5〜6㎝程度で、拳を一回り小さくしたくらいの大きさです。

続いて、腎臓の断面図です。

19562466 - kidney vector illustration

19562466 – kidney vector illustration

腎臓は外側が皮質【ひしつ】と呼ばれ、内側が髄質【ずいしつ】と呼ばれます。

尿は皮質と髄質で作られ、そこから腎杯【じんぱい】、腎盂【じんう】へと集められ流れていきます。

最終的には、尿管【にょうかん】を通って膀胱へと流れつき排泄されるのを待ちます。

 

腎臓が、背中に側に位置しているのも、2つに分かれているのにもちゃんと理由があります。

腎臓の重要な機能の1つは尿を作ることです。

腎臓は尿をつくる際、心臓の血圧を利用して作っているのですが、心臓の圧が相対的に低くなるとうまく尿をつくることができません。

 

つまり腎臓に圧力がかかると、うまく尿をつくることができないということです。

腎臓は他の臓器、特に肝臓からの圧迫を避けるために背中側に位置しているのです。

 

肝臓は横隔膜についており、呼吸と共に上下に動き、肝臓の下にある臓器に圧をかけます。

それは腸の静脈血を循環させるために必要なことなのですが、腎臓にとっては余計なものです。

 

なぜなら、腎臓の圧が高くなると、心臓からの血圧を上回ってしまい、血液がうまく流れなくなってしまうからです。

この肝臓の圧迫から逃れるために、背中側で、しかも平らな形で2つに分かれることで対応しているのです。

付け加えると、腎臓はその周りを厚い脂肪で囲まれています

これも、肝臓からの圧力を脂肪のクッションで吸収するための工夫です。

 

 腎臓の驚くべき働き

心臓のポンプ作用によって腎臓に血液が流れ、尿が作られるのはお伝えした通りです。

心臓の1回の拍出で押し出される血液の約4分の1が、腎臓に流れ込みます。量にすると約600㏄です。

 

そのうちのさらに5分の1が糸球体、ボーマン嚢という濾過機能を担うところに送られ、「原尿」が作られます。

原尿は1日に150ℓもつくられます。

原尿のうち、体に必要な栄養素や水分は再吸収され、最終的に尿になるのはわずか1.5ℓです。

 

つまり原尿のうち99%が再吸収され、尿になるのはわずか1%ということです。

 

さらに腎臓は体内の水分量もコントロールする役割もあります。

体内の水分が過剰であれば、尿として水分を排泄し、水分が不足しているようであれば、尿中の水分量を少なくします。

 

腎臓は血圧もコントロールします。

血液は大部分が水分ですので、このようなことが行えるのです。

ホルモンや自律神経の働きによって、腎臓で水分を体内に残すか、排泄するかが調整されます。

血圧を上げ下げは、その時の体の状態に応じて行われますが、一般的に活動している時には血圧が高く保たれ、休憩している時には、血圧は低く保たれます。

 

腎臓が悪くする原因の1つは糖尿病!

糖尿病は万病の元とよく言われますが、腎臓でも例外ではありません。

糖尿病になると、血液内の糖が過剰になります。

この時、糖は血管を傷つけてしまうのです。

 

傷ついた血管は、修復される過程で硬くなってしまいます。

これを動脈硬化と言います。

 

動脈硬化、つまり血管は硬くなることで本来の働きを失っていきます。

特に腎臓は毛細血管が発達しているので、血管がボロボロになると腎臓の機能は失われます。

すると、必要な栄養分が尿になって出て行ってしまったり、反対に有害物が身体の中に留まったりします。

 

また糖を含んだ尿が出ると、尿管を通して菌が体内に侵入し、腎臓が感染症を起こすことでも機能が落ちていきます。

これが進行すれば腎不全となり、人工透析が必要な状態になってしまうのです。

ですから、糖尿病を予防することが、腎臓を守るためには必要なのです。

 

まとめ

腎臓の位置を図でご紹介し、その働きや機能についても解説してきました。

腎臓と言う名前は知っていても、腎臓の位置がどの辺りなのかご存知ない方も多かったのではないでしょうか。

かなり背中に近いところにある臓器なので、腎臓に問題があった時には、背中の痛みとして感じられることもあります。

腎臓を守るためには、糖尿病を予防することが、まずは大切です。

生活習慣や食習慣を見直して、病気の目を摘んでおきましょう。

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