大腸、小腸の病気とは?症状や原因について一覧表で解説!

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大腸や小腸にはどういった機能があるかご存知でしょうか。

人は日々、活動するために栄養を補給しています。

それは朝昼晩の食事から得ることが多いでしょう。

多くの人は、この食事を食べたときに栄養を補給していると感じていることと思います。

しかし、実際には食べ物を食べただけでは栄養は体に吸収されていません。

胃や腸で消化することによって、体が吸収できる状態にまで分解し、腸によってその栄養分が吸収されるのです。

そうです。

つまり、腸の機能は栄養を吸収することです。

そして、体の中で栄養を吸収できる器官は腸だけなのです。

どの臓器も筋肉も、栄養がなければ活動することができません。

ですから、腸からの栄養吸収は人体にとって欠かすことができない機能なのです。

また、もう一つ忘れてはならない腸の機能があります。

それは、排泄することです。

栄養を吸収しおわった残りカスや、毒素などを便として排泄するのです。

食事をとってもそれが排泄できなければ、言ってみれば体の中にゴミが溜まり続けるような状態です。

そんな状態では体の健康を保つことはできません。

このように大腸や小腸には健康な体のために重要な機能があります。

ところが、大腸や小腸も病気になることがあります。

健康な体づくりには、腸の健康が欠かせません。

ですから、腸の病気には気をつけておくべきでしょう。

そこで今回は、腸の病気にどのようなものがあるのか、そしてその病気にかかったらどのような症状がでるのか、その原因は何なのか詳しく解説していきたいと思います。

腸にはどんな病気があってどんな症状がでるのか知っていれば、もしも病気になったときにいち早く気づくことができ、素早く対応できるでしょう。

病気の治療は早期発見、早期治療が原則ですから、今回の記事で腸の病気について詳しくなっておいてください。

ただし、自己判断は禁物です。

気になる症状があれば必ず医療機関を受診して、検査を受けるようにしましょう。

 
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大腸、小腸の病気について 一覧表で紹介

まずは腸の病気について、代表的なものを一覧表でみてみましょう。

なお、ここに掲載しているものはあくまでも代表的なものだけです。これら以外の病気もあることを知っておいてください。

    病名                    主な症状
大腸癌 初期は無症状、進行すると腹痛、お腹の張り、便秘や下痢、便が細くなる、ガスが出なくなる
潰瘍性大腸炎 繰り返す粘血便、腹痛、発熱、体重減少、何度も下痢が出ていてもう出るものがないのにトイレに行きたくなる 
クローン病 腹痛(特に右下腹部)、下痢、発熱、体重減少、肛門周辺の膿、アフタ性口内炎、関節炎
過敏性腸症候群(IBS) 排便で軽快する腹痛、繰り返す下痢や便秘
単純性(閉塞性)イレウス  繰り返す腹痛、排便・排ガスの停止、嘔吐、お腹の張り
複雑性(絞扼性)イレウス 持続的な強い痛み、嘔吐、お腹の張り
虚血性大腸炎 急に生じる左下腹部痛、下痢、下血
偽膜性大腸炎 水下痢、腹痛、発熱
出血性大腸炎 急に生じる腹痛、水下痢、トマトジュースのような下血
MRSA腸炎 激しい水下痢(緑色)、腹痛、発熱
腹膜炎 強い腹痛、発熱、吐き気、嘔吐、呼吸が浅くなる、脈拍が多くなる、お腹を押した時の痛み
急性虫垂炎 初期はみぞおち・へそ周囲の痛み、その後右下腹部の痛み、吐き気、嘔吐、発熱
大腸憩室炎 下腹部痛(右側に多い)、押さえた時の痛み、発熱
大腸憩室出血 痛みはないが、下血、血便が出る

 

腸には小腸と大腸がありますが、こうして一覧で見てみると病名に大腸とついているものが多いですね。

大腸と小腸は下図のような位置関係をとっています。

小腸 大腸 病気 一覧表

食べたものは食道、胃を経てまずは小腸にたどり着き栄養素の大部分が吸収されます。

つづく大腸では水分と、わずかなミネラルの吸収が行われるのみで、あとは腸内細菌などの力を借りながら便を作っていきます。

腸と一口に言っても、小腸と大腸では役割が違うのですね。

 

ちなみに、おもに吸収を担当する小腸には、多くの免疫細胞が配置されています。

吸収が行われるところに免疫細胞を配置することで、体内への病原菌の侵入を防ぐわけです。

もしかすると、この免疫細胞が分布しているおかげで小腸の病気は大腸に比べて少ないのかもしれません。

 

続いては、上記の一覧の中から近年注目が集まっている、大腸癌、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群(IBS)についてより詳しく解説していきます。

 
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大腸癌

上の一覧表にも記載がある通り、大腸癌になっても初期には症状が出にくい傾向があります。

そのため、発見が遅れやすくなります。

大腸癌はS状結腸や直腸で発生することが多いため、便の性状や形の変化によって癌の発生に気づくこともあります。

具体的には、癌組織によって便の通過が邪魔されるので、細長い便が出たり、あるいは便秘になるなどの症状があります。

その他、ガスが出にくくなったり、癌による出血のため血便が出ることもあります。

癌は早期発見、早期治療が大切です。

癌の健診を定期的に受けるとともに、普段から便に変化がないかトイレでチェックする習慣をつけておくことが大切です。

 

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎になると下痢が続きます。

何度も下痢が出て、もう出るものものないのに、またお腹が痛くなってトイレに駆け込む…という状態になります。

これを専門的には「しぶり腹」「テネスムス」と言います。

これを繰り返していると、徐々に体重が減ってしまいます。

腸から栄養吸収ができないためです。

また、潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜がただれる病気です。

そこから出血することもあり、それが腸の粘液と混ぜ合わされ粘血便【ねんけつべん】と呼ばれるドロっとした血便が繰り返し出るようになります。

腹痛も伴うので、かなり苦しい病気です。

潰瘍性大腸炎は10代後半から30代前半の若い世代に多い病気です。

就職して仕事を始める年代でもあるので、症状の特性から仕事に支障をきたすこともあります。

この病気ははっきりとした原因がわかっていません。

ですが、今のところストレス、食事の欧米化、細菌やウイルスへの感染が原因として推測されています。

医師の指示にしたがって、治療を受けるようにしましょう。

 

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群も潰瘍性大腸炎と同様に、若い人を中心に増えてきている病気です。

腹痛とそれに伴う便秘や下痢が認められる場合は、過敏性腸症候群かもしれません。

よく聞かれる症状として、職場に通勤していると急にお腹が痛くなって、トイレに駆け込むということが続くということがあります。

通勤で電車に乗るときは、快速電車には乗らず各駅停車の電車に乗って、各駅でトイレに駆け込むという辛い状況の人もいるそうです。

こういった状況から各駅停車症候群という俗名もつけられるほど、辛い思いをしている人が多くなっています。

また過敏性腸症候群の特徴として、下痢だけでなく便秘になることや、それらが混合する場合もあります。

ただの便秘と思っていたら、実は過敏性腸症候群によるものだったということもありえます。

過敏性腸症候群は、便秘や下痢が続き、腹痛が排便によっておさまるという特徴があるので、こういった症状で悩んでいる人は一度病院で相談してみた方が良いでしょう。

精神的なストレスが原因の一つとして考えられています。

思い当たるフシがある人は、病気が悪化する前に治療をしていきましょう。

 

まとめ

大腸や小腸で発生する病気について解説してきました。

どのような病気があるかお分かりいただけたと思います。

腸は栄養を吸収できる唯一の器官であり、その腸が病気に犯されるということは全身の健康が脅かされることになると言っても過言ではありません。

なぜなら、栄養がしっかりと吸収できなければ、どの臓器も細胞もうまく活動することができないからです。

腸の病気の多くは、便に異常が出ることがあります。

ですから、便が出るたびにその状態をチェックしておくことは、自分の健康状態を知る重要な手がかりとなります。

便はまさに、体からの「お便り」ということができるのです。

便のチェックを習慣づけて、健康を管理していきましょう。

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